洋楽をいろいろ聴いていると、
「このアーティスト、粋(いき)だなぁ…」
と感じることってありませんか?
「粋」という言葉にも色々なイメージがあると思いますが、この記事では
- 肩の力が抜けていて、大人の余裕を感じさせる
- 過剰なアピールはせず、作品でリスナーを魅了する
- 「通好み」と評価されることが多い
と私が感じるアーティストの作品から、特におすすめの曲を7つ選んでみました!
知名度はそれほど高くないですが、おしゃれで洗練されたムードのある作品ばかりなので、ぜひ聴いてみてくださいね♪
それでは早速、見ていきましょう!
目次(コンテンツ)
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1. プリファブ・スプラウト/イフ・ユー・ドント・ラヴ・ミー
プリファブ・スプラウトは、稀代のメロディメイカー、パディ・マクアルーンを中心としたイギリスの4人組。
儚さとロマンにあふれた作風が魅力で、80~90年代にかけて数々の名曲・名盤を残しています!
今回紹介する「イフ・ユー・ドント・ラヴ・ミー」は、流石にサウンドに時代を感じてしまいますが…、彼らの持つロマンティックな魅力が全開(!)の傑作ダンスチューンです。
ミュージックビデオ(とくに出だしが最高!パディのチャーミングな一面が見られます)も洒落ているので、是非チェックしてみてくださいね♪
ご興味を持たれた方は、こちらの2枚組ベスト盤が最強なのでどうぞ!
ちなみに私の世界で一番好きなアルバムは、彼らの2nd『スティーヴ・マックイーン』なんです。
秋~冬にかけての肌寒い季節、とくに夜に聴くと染みるんですよ…。ベスト盤を聴いた後はこちらもぜひ聴いてみてください♪
2. ベン・シドラン/アバウト・ラヴ
ベン・シドランは、「Dr. JAZZ」の異名を持つアメリカの人気シンガーソングライター!
ジャズだけでなく、R&B、ロックなど幅広いエッセンスを採り入れ、洒脱なアレンジで聴かせる実力派ミュージシャンです。
今回紹介する「アバウト・ラヴ」は、もうイントロのドラムを聴いた瞬間、ノックアウトされましたね…!
本曲を収録したアルバム『夢の世界』(1971年)も最高の仕上がりです!
3. マイケル・フランクス/エッグプラント
マイケル・フランクスは、ジャジーなサウンドで日本でも大人気の音楽ジャンル「AOR」の代表格アーティスト。
洗練されたスムースな楽曲を、力みのないリラックスした歌声で表現する彼の音楽は、小粋なムードたっぷり!
1975年リリースの名盤ファースト『アート・オブ・ティー』は、上の動画「エッグプラント」をはじめ捨て曲なし(!)なので是非チェックしてみてくださいね♪
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4. ケニー・ランキン/ハヴント・ウィー・メット
ケニー・ランキンは、柔らかなアコースティック・サウンドが魅力の人気シンガーソングライター。
聴くだけで心が晴れるような爽快感のある「ハヴント・ウィー・メット」は、休日のお出かけのお供にピッタリの傑作ボッサ・ナンバーです!
初めての方には、ポール・マッカートニーの名曲「ブラックバード」のカヴァーをはじめ名曲満載(!)の以下のベスト盤がおすすめです♪
5. チェット・ベイカー/アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー
チェット・ベイカーは、その壮絶な人生が映画になったこともある人気ジャズ・トランペッター。
楽器演奏だけでなく、味わい深いヴォーカルも魅力のアーティストです!
ロマンティックな魅力たっぷりの名曲「アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー」は、夜に聴くとうっとり浸ってしまうような陶酔感を味わえます♪
6. スクイーズ/ブラック・コーヒー・イン・ベッド
スクイーズは、70~80年代にかけて活躍したイギリスの名ポップバンド!
ジャンルの枠を超えた多彩なサウンドが魅力で、
- 軽快なポップ・ロック
- ソウル調のバラード
- 目の眩むようなサイケデリック・ソング
まで幅広いアレンジでリスナーを楽しませてくれる、ちょっと職人気質を感じさせるアーティストです。
今回紹介する「ブラック・コーヒー・イン・ベッド」は、大人の粋なセンスを見せつける彼らの代表曲!
ゆったり穏やかに揺れるグルーヴ、胸がキュンとなる切ないメロディ、間奏のギタープレイも絶妙なアクセントになっていて…
もう何度聴いたか分かりませんが、全く飽きることがありません(最高です…!)
ちなみにデビューアルバム収録のシングル「テイク・ミー・アイム・ユアーズ」はニューウェーヴ感たっぷり!別のバンドみたいですよね。
スクイーズのアルバムは駄作が少ないので、どれから聴き始めてもOKですが、まずはベスト盤で代表曲を一通り押さえるのが良いと思います。
オリジナルから一枚選ぶなら『イースト・サイド・ストーリー』がおすすめ!
他にも『フランク』『サム・ファンタスティック・プレイス』『クール・フォー・キャッツ』も良いし。
ベスト盤が気に入ったらオリジナルにもぜひ挑戦してください♪
7. カエターノ・ヴェローゾ/トリーリョス・ウルバーノス
60年代から現在に至るまで、常に音楽シーンの最前線で活躍し続けているのがブラジルのシンガーソングライター、カエターノ・ヴェローゾ。
ボサノヴァからR&B、先鋭的なロックまで様々なエッセンスを採り入れて、独自性あふれる作品を生み出す真の天才ミュージシャンです!
彼の作品は本当に良いものが多いため、どれを選ぶか迷ってしまいますが…
今回は1986年リリースの弾き語りアルバムから「トリーリョス・ウルバーノス」を紹介!
この曲は自身の1979年の作品をセルフカバーしたものなんですが…
原曲もラテンパーカッションの効いたメロウサウンドが素晴らしく、夏に聴くのにピッタリの清涼感があります!
AORファンなら絶対気にいると思いますよ♪
弾き語りアルバムに話を戻すと、上で紹介した曲が「少し地味かな」と思われた方は…
マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」と、ビートルズの「エリナー・リグビー」のメドレーカヴァーを聴いてみてください。
メドレーと言っても大半が「ビリー・ジーン」で、ラスト付近で「エリナー・リグビー」の一部がほんのちょこっと出てくるだけなんですけどね…
でもカエターノ作品への「取っ掛かり」としては良いのかな、と思います。
カエターノのヴォーカルの魅力を楽しめるアルバムになっているので、気になった方は是非チェックしてみてくださいね♪
「トリーリョス・ウルバーノス」の原曲は『シネマ・トランセンデンタル』に収録されています。
さいごに 【小粋な洋楽】洗練された大人の名曲を紹介!
今回は7曲のみの紹介でしたが、他のおすすめを少しだけ挙げていくと…
「フォークの神様」ボブ・ディランの作品に鍵盤で参加したことで有名なアル・クーパー
こちら(↑)の「ジョリー」という曲は、ふだん洋楽を聴かない人から「なんかオススメある?」と尋ねられたときよく勧めているのですが、とても反応が良いです!
洗練されたポップ・サウンドが魅力の3人組、ダニー・ウィルソンもおすすめ!
前述のプリファブ・スプラウトと並べて語られることもあるグループです。
あとはブラジルの名キーボディスト、ジョアン・ドナートや、
収録アルバム
こちらもブラジルのシンガーソングライター、エドゥ・ロボも最高!
収録アルバム
……という感じで、まだまだいくらでも思いつきますが、長くなってしまうので今回はこの辺で。
ちなみに当サイトでは、洋楽に関する情報を、
- 堅い言葉を使わずカジュアルに
- 予備知識がなくてもスッキリ理解できる
ようにご紹介しています。
ビートルズ、ストーンズなど定番アーティストから、エド・シーラン、テイラー・スウィフトなど最新アーティストまで、幅広く扱っているので気になる記事があればぜひ読んでみてくださいね!
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