【ソロ活動時代】ポール・マッカートニーの名曲ベスト10
第10位 ジャンク(Junk)
1970年リリースのポール初のソロ・アルバム『マッカートニー』に収録。
リリース当時、このアルバムの評判は、
- アレンジが簡素
- ラフに録音されている
という理由から、あまり良いものではありませんでした。
ですが、この「ジャンク」という曲に関しては、出色の出来と言って良いほどの仕上がりになっています!
また現在では、宅録系アーティストの活躍などもあり、アルバムに対する評価も変わっているんです。
とくに若い方なら抵抗なく楽しめるのでは? と思いますよ。
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第9位 ベイビーズ・リクエスト(Baby's Request)
1979年のウィングス名義のアルバム『バック・トゥ・ジ・エッグ』に収録。
ウィングスについてですが、
ウィングス(Wings)は、
- 元ビートルズのポール・マッカートニー
- 彼の妻リンダ・マッカートニー
- 元ムーディー・ブルースのデニー・レイン
の3人を中心に構成されたロックバンド。
1971年に結成され、1981年の解散までに7枚のオリジナル・アルバムと1枚のライヴ・アルバムを発表した。
出典:Wikipedia
この「ベイビーズ・リクエスト」という曲は、ポールには珍しいジャズのテイストが感じられる洒脱な作品。
ちょっと地味かも知れませんが、肩の力の抜けたリラックスしたムードが心地よい名曲なので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
第8位 ファイン・ライン(Fine Line)
2005年のアルバム『ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード』に収録。
このアルバムは、90年代を代表するロックバンド、レディオヘッドを手がけたことで有名なナイジェル・ゴドリッチがプロデュースしています。
この「ファイン・ライン」という曲は、アルバムの冒頭を飾る軽快なピアノポップ・ナンバー!
アルバムも近年(と言っても15年以上前ですが…)のポールの作品では一番良い、と個人的には思っています。
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第7位 トゥモロウ(Tomorrow)
1971年のウィングス名義のアルバム『ワイルド・ライフ』に収録。
ビートルズ時代は「イエスタデイ」を作り、ソロでは「トゥモロウ」を作っている、というのが面白いですよね。
当然、ポール本人もそれは意識していて、この2曲の冒頭のコード進行は同じものになっています。
サウンド面は、第10位で紹介した「ジャンク」同様、非常にラフな仕上がりで、リリース時の評判はあまり良くありませんでした。
ですが現代の感覚で聴くと、それほど違和感なく楽しめると思いますよ♪
第6位 ザ・マン(The Man)
1983年のアルバム『パイプス・オブ・ピース』に収録。
「キング・オブ・ポップ」の呼び名で知られるマイケル・ジャクソンとのコラボ曲です!
ミュージックビデオを見ると、マイケルが背中に日本列島がプリントされているジャンパーを着ていますよね。
実はこれ、1980年に行われる予定だったウィングスの日本公演のグッズなんです。
こういうところに、マイケルのお茶目な一面が垣間見えますよね♪
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曲に関しては、かなりマイケル色が強く出ている印象で、ノリノリのポップなサウンドが楽しめます!
第5位 レット・エム・イン(Let 'Em In)
1976年のウィングス名義のアルバム『スピード・オブ・サウンド』に収録。
この曲は「幸せのノック」という邦題でも知られています。
この時期のウィングスはまさに絶頂期!それを象徴するような名曲です!
第4位 パイプス・オブ・ピース(Pipes Of Peace)
1983年のアルバム『パイプス・オブ・ピース』に収録。
この曲は「反戦のメッセージ」が込められていることで有名です。
ほっこりするような穏やかなメロディに乗せ、
愛があれば問題なんてなくなるはずさ
と平和を願うメッセージが歌われています。
第3位 エボニー・アンド・アイボリー(Ebony and Ivory)
1982年のアルバム『タッグ・オブ・ウォー』に収録。
ソウル界のレジェンド、スティーヴィー・ワンダーとのデュエット曲です。
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歌詞には「人種差別問題へのメッセージ」が込められていて、
ピアノは、黒鍵(エボニー)と白鍵(アイボリー)の両方があるから成り立っている。
白人と黒人、その他の人種もそれと同じなんだ。
あまりにもストレートで分かりやすい表現なので、やや理想主義的な言葉にも感じられますが…
でも、ポールとスティーヴィーが歌うと「確かにそうだよな」と思えるんですよね。
そこがポールのキャラクターの素晴らしさであり、才能なんだろうな、と思います。
第2位 マイ・ラヴ(My Love)
1973年のウィングス名義のアルバム『レッド・ローズ・スピードウェイ』に収録。
ポールが妻リンダへの愛を歌ったバラードで、ウィングス時代の一番の代表曲としても有名です!
「ちょっと甘すぎるのでは?」と感じるほどロマンティックな作品で、現在でもライブの定番ナンバーとしてファンから熱く支持されています。
第1位 アンクル・アルバート~ハルセイ提督(Uncle Albert / Admiral Halsey)
1971年リリース。妻リンダとの共作アルバム『ラム』に収録されています。
メドレー形式のドラマティックな作品で、めくるめく展開に一気に引き込まれてしまいます!
この曲を収録したアルバム『ラム』は、他の曲も素晴らしく、個人的にはポールのソロ最高傑作だと思っています。
ぜひベスト盤ではなく、オリジナルアルバムで聴いて欲しい作品です!
さいごに ポール・マッカートニーの名曲・代表曲について
今回の「ポール・マッカートニーの名曲ベスト20」の選曲ですが、
- ビートルズ時代のベスト10は定番曲が多く、
- ソロ時代のベスト10は少しマイナーな曲が多い
というやや偏った内容になってしまいました。
ソロ時代の名盤『バンド・オン・ザ・ラン』の収録曲がひとつもない(!)という異常事態になっているので、フォローしておくと…
ライブでも定番の名曲「ジェット」
こういうパワフル&キャッチーなサウンドがお好みの方には パワーポップ というジャンルもおすすめですよ♪
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ドラマティックな展開が楽しめる傑作「バンド・オン・ザ・ラン」
なども押さえておきたい作品です。
あとビートルズ時代に「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」が入ってない…!
こうやって後から付け足すと、ベスト10じゃなくなってしまいますが…。
これはつまり「ベスト10では収まらない程、ポールには名曲が多い」ということなんですよ!
ちなみに最近の私のお気に入りは、
- ジャンク
- ベイビーズ・リクエスト
など、ソロ時代のベスト10の下位で挙げた曲たち。
ちょっと地味ですが本当に良い曲ですので、ぜひ一度聴いてみてくださいね♪
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