「ピアノ・マン」「素顔のままで」などの大ヒット曲で日本でも高い人気を誇る、ビリー・ジョエル。
50年近いキャリアを持つ彼は、これまでにオリジナル・アルバムを13枚リリースしています。
そんなに沢山あると「まずはどのアルバムから聴けば良いの?」と迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ビリー・ジョエルのおすすめアルバム5枚を厳選してご紹介します!
目次(コンテンツ)
ビリー・ジョエルのおすすめの名盤アルバム5選!
ビリー・ジョエルの全盛期は、一般的にはヒット曲を連発していた70年代後半~80年代前半とされています。
今回ご紹介する5枚の作品も、この時期にリリースされたものが中心です。
シングルヒットした曲だけでなく、アルバム収録曲も本当にクオリティが高いので、ぜひチェックしてみて下さいね!
1. ストレンジャー(Stranger)
ビリー・ジョエルの代表作として真っ先に名前が挙がるのが 1977年発表の5作目『ストレンジャー』。
このアルバムが全米2位の大ヒットとなったことで、ビリーは一躍、人気ミュージシャンの仲間入りを果たしました!
いくつか収録曲を紹介すると、
グラミー賞を獲得したバラードの傑作『素顔のままで』
勇ましい曲調が印象的な『ムーヴィン・アウト』
切ないメロディが光る『シーズ・オールウェイズ・ウーマン』
その他にも良曲・佳曲が多数収録されています!
ベスト盤の収録曲も、このアルバムから選ばれることが多く、名実ともにビリー・ジョエルの代表作です!
2. ニューヨーク52番街(52nd Street)
グラミー賞の「最優秀アルバム」を受賞した1978年発表の6作目『ニューヨーク52番街』も必ず押さえておきたい傑作!
前作『ストレンジャー』の大ヒットで、周囲の期待が高まる中のリリースでしたが、そんなプレッシャーを微塵も感じさせない充実した作品に仕上がっています。
『ストレンジャー』『ニューヨーク52番街』と2作連続の大ヒットになったことで、ビリーは世界的なスターミュージシャンの地位を揺るぎないものにしました。
収録曲をいくつか紹介すると、
日本で特に人気が高い名バラード『オネスティ』
ポップで軽快な名作『マイ・ライフ』
ソリッドな演奏が楽しめる『ザンジバル』
アルバムの録音には、ジャズ畑のミュージシャンが多く参加しているため、作品全体に「ジャズ・フィーリング」があるのが特徴です。
前作『ストレンジャー』に引けを取らない、全曲ハズレなしの名盤なので是非チェックしてみてくださいね!
3. イノセント・マン(An Innocent Man)
1983年発表の9作目『イノセント・マン』は、ビリーが自身のルーツである R&B や ドゥー・ワップ に向き合った作品。
他のアルバムと比べて、ポップで明るい曲が多いので、聴いていると心がウキウキしてきますよ!
おすすめ曲を紹介すると、
弾むようなリズムが気持ち良い傑作『アップタウン・ガール』
ノスタルジックな雰囲気のあるドゥー・ワップ調の『ロンゲスト・タイム』
アルバム・コンセプトが「ビリーが子供の頃に親しんでいた音楽へのオマージュ」なので、どこか懐しい雰囲気を持った曲が多いのが特徴です。
4. ニューヨーク物語(Turnstiles)
1976年発表の4作目『ニューヨーク物語』はブレイク前夜の充実作!
次作『ストレンジャー』や『ニューヨーク52番街』と比べると、あまり注目されない作品ですが、内容は最高ですよ!
収録曲をいくつか挙げると、
イントロを聴いた瞬間、フィル・スペクター・サウンドを思い出す『さよならハリウッド』
余談ですが、フィル・スペクターは「ウォール・オブ・サウンド」という独自の厚みのあるサウンドを発明した名プロデューサー!
60年代に活躍したガールズグループ、ロネッツの『ビー・マイ・ベイビー』などが代表作です。
話を戻して…、アルバム4曲目『ニューヨークの想い』は、大人っぽいムーディな曲調が新鮮!
今作『ニューヨーク物語』は、一般的な知名度はやや低いですが、ブレイク直前のビリーの勢いが感じられる「隠れた名盤」です!
5. コールド・スプリング・ハーバー〜ピアノの詩人(Cold Spring Harbor)
1971年発表のデビュー作『コールド・スプリング・ハーバー〜ピアノの詩人』は内省的な作風が魅力!
『ストレンジャー』や『ニューヨーク52番街』とはだいぶ雰囲気が違いますが、ピアノと歌を中心に据えたシンプルなアレンジが、メロディや歌声の良さを際立たせています。
おすすめ曲を挙げると、
ビリーの楽曲の中でも屈指の美しいメロディが光る『シーズ・ガット・ア・ウェイ』
軽やかなタッチのピアノが印象的な『エブリバディ・ラブズ・ユー・ナウ』
今作『コールド・スプリング・ハーバー〜ピアノの詩人』の収録曲は、ベスト盤に収録されることが少ないため、ぜひオリジナル・アルバムで聴いてみて下さい!
さいごに ビリー・ジョエルの名盤5選!おすすめアルバムを紹介!
ビリー・ジョエルを初めて聴く場合、まずはベスト盤から入ることが多いと思うんですよね。
ですがビリーの場合、ベスト盤未収録曲にも傑作がたくさんあるんです!
なので余裕があれば、今回紹介したオリジナル・アルバムも聴いてみてください。
もしベスト盤ではなく、オリジナル・アルバムから聴き始めるのなら、『ストレンジャー』か『ニューヨーク52番街』を選べば間違いないですよ!
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