1992年にリリースされ、エリック・クラプトンの代表曲としても有名な『ティアーズ・イン・ヘヴン(Tears in Heaven)』。
センチメンタルで美しいメロディと、切々と歌い上げるヴォーカルが印象的な名曲ですよね。
ファンの間でも人気の高い傑作バラードですが、実はこの『ティアーズ・イン・ヘヴン』には、クラプトンの息子への想いが込められていることでも有名なんです。
目次(コンテンツ)
エリック・クラプトン『ティアーズ・イン・ヘヴン』の歌詞に込められた息子への想いとは?
『ティアーズ・イン・ヘヴン』は1992年に発表されたエリック・クラプトンの代表曲。
映画『ラッシュ』の主題歌として使われ、グラミー賞にも選出されています。
全キャリアの中でも1、2を争う知名度を誇る名曲ですが、クラプトンはこの曲を「息子コナーに捧げるために作った」と言われています。
この曲は、息子の死を悼んで作られた歌である。
1986年8月、クラプトンはイタリア人女優ロリ・デル・サントとの間に息子コナーを授かる。
彼は自分によく似た息子を大変可愛がり、父親としての時間を大切にしたいと述べていた。
しかし1991年3月20日午前11時、当時4歳半だったコナーが母親の自宅の階段を駆け上がっていたところ、
たまたま開いていた踊り場の窓から転落して死亡した。自宅は、アパートの53階だった。
出典:Wikipedia
壮絶なエピソードですよね…。息子を失ったクラプトンの悲しみは深く、
あまりにも悲劇的な事態に大変ショックを受け、クラプトンは自宅に引き篭もってしまった。
彼が再びドラッグと酒の世界に舞い戻ってしまうのでのはないかと多くのファンが懸念したが、
コナーに捧げる曲を作ることでその悲しみを乗り越えることに成功した。
そして同年、親友ジョージ・ハリスンを十数年ぶりにツアー活動に復帰させ、
クラプトンは自分のバンドと共にハリスンのバックを務めることで、音楽シーンに本格的に復帰した。
出典:Wikipedia
『ティアーズ・イン・ヘヴン』には、息子への追悼の意が込められているのと同時に、クラプトン自身が悲しみから立ち直り、再び現実と向き合う決意も歌われているんですね。
エリック・クラプトン『ティアーズ・イン・ヘヴン』の歌詞について
『ティアーズ・イン・ヘヴン』の歌詞はどんなことが歌われているのか?と言うと…
僕と君(息子)が天国で会ったなら、君は僕の名前を覚えているだろうか
と、息子コナーへの想いを歌った後、
僕は強くならないと、まだ生き続けるのだから
ここ(天国)は、僕のいるべき場所ではないのだから
「悲しみを乗り越えて、これからも強く生きていこう」という決意が歌われています。
さいごに エリック・クラプトン『Tears in Heaven』に込められた子供への想い
『ティアーズ・イン・ヘヴン』は1992年にリリースされた楽曲ですが、25年近く経った現在でも、クラプトンは現役バリバリで活躍しています!
2018年には、定番クリスマスソングをブルース風にカバーした新作『ハッピー・クリスマス』をリリース!
→ 【レビュー】エリック・クラプトンの新作『ハッピー・クリスマス』の感想|アヴィーチーへの追悼曲も
2019年4月には、5年ぶりの来日公演が決定しています!
→ エリック・クラプトンの来日公演が2019年4月に開催決定! 参加メンバーは誰? 日程、会場、チケットは?
70代になり、さらに円熟味を増したクラプトンの素晴らしいギタープレイをぜひ堪能してくださいね♪
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