ビートルズのギタリストで、名曲『サムシング』の作者としても知られるジョージ・ハリスン。
アメリカのローリング・ストーン誌の「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」にも選ばれています。
そんなジョージは、2001年に58歳の若さで亡くなっていますが、そのときの
- 死因は何?
- お墓がないって本当?
という2つの疑問について書いていこうと思います。
目次(コンテンツ)
ジョージ・ハリスンの死因は何?
ジョージ・ハリスンの死因は「喉頭(いんとう)がん、肺がん、脳腫瘍」とされています。
1998年に喉頭がんが発見され、治療を受けた後、一旦は病状が良くなりました。
ところが2001年に肺がん、脳腫瘍が同時に発見され、同年11月29日、惜しまれながら亡くなっています。
ジョージ・ハリスンの死因と喫煙の関係
死因として挙げられた「喉頭がん、肺がん、脳腫瘍」は、どれも喫煙により大幅にリスクが増大することが知られています。
ジョージ・ハリスンも、自身がヘビースモーカーであったことを認めていて「自分がガンになったのは、絶対にタバコが原因だ」とインタビューで話しています。
ビートルズの創作の糧となったドラッグ
さらに当時のビートルズのメンバーは、タバコだけでなくドラッグも嗜んでいたことも知られています。
そして、それが創作の糧にもなっていたようです。
これはジョン・レノンの『Lucy in the Sky with Diamonds』という作品ですが、曲名に使われている単語の頭文字を見ると…
- L(Lucy)
- S(Sky)
- D(Diamonds)
「LSD」というドラッグの名称になっていることから「ドラッグの影響を曲のモチーフにしているのでは?」と噂されたこともありました。
当然、同じバンドのメンバーで、なおかつインド文化への傾倒が強かったジョージの作品にもドラッグの影響があるのは間違いない、と思われます。
こうした当時の状況を考えると、タバコ、ドラッグ、酒などをやり過ぎてしまったのもやむを得ないですよね。
ジョージ・ハリスンのお墓は存在しないって本当?
ところで「ジョージ・ハリスンってお墓がないの?」という疑問を持つ方が、意外と多いようなので調べてみました。
結論としては「ジョージ・ハリスンのお墓はない」ようですね。
なぜお墓がないのか?その理由を見ていきましょう。
ジョージ・ハリスンはヒンドゥー教徒だった
ジョージ・ハリスンは60年代後半、インド文化に傾倒しヒンドゥー教を信仰するようになりました。
このヒンドゥー教には、お墓を作るという文化がなく、死後は「火葬した後、遺骨や遺灰をガンジス川に流す」という風習があります。
こうした理由から、ジョージは生前「自分の遺灰はガンジス河に散骨してくれ」と家族に伝えていました。
そして遺言通り、ジョージの遺灰はロサンゼルスで火葬後、オリヴィア夫人と息子ダーニの手によりガンジス河へ散骨されました。
ちなみにジョージの息子ダーニは、現在ミュージシャンとして活躍中です。
2016年には父のトリビュート・コンサートを企画し、名曲『Let it down』のカバーを披露しているんですよ。
→ 父親にそっくり?ジョージ・ハリスンの息子ダーニの才能がすごい!
ジョージ・ハリスンの記念公園が建設予定
現在、ジョージ・ハリスンが暮らしていたイギリスのオックスフォードシャー州ヘンリー・オン・テムズでは「ジョージ・ハリスン記念公園」を建設する計画があるようですね。
※注:記念公園の名称はまだ未定です
オリヴィア夫人も、この計画に前向きな意向を示しているそうで、実現すればファンにとっては大きな喜びとなります。
というのも、今までジョージ・ハリスンのファンは、彼を追悼しようと願ってもお墓を訪問することができなかったからです。
この記念公園の建設が決定すれば、こうしたファンの願いの受け皿となる場所ができるわけなので、熱心なジョージ・ファンとっては朗報ですよね。
あとがき
日本のミュージシャンの忌野清志郎さんも死因が「咽頭がん」でしたね。
清志郎さんもヘビースモーカーであったことが知られています。
私は自分が喫煙をしないので
- 「そんなにタバコって良いものか?」
- 「ちょっと勿体ないよなぁ…」
とつい思ってしまいます。
ですが、上にも書いた通り、話はそう単純なものではないんですよね。
ご冥福を祈りながら、これからもジョージ・ハリスンの傑作を聴き続けていこうと思います。
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