イギリスの伝説的パンク・バンド、ザ・クラッシュのボーカリストとして活躍したジョー・ストラマー!
2002年に惜しくも亡くなっていますが、今でもパンク・ロックの象徴として、ファンから熱い支持を受けています。
今回は、そんなジョー・ストラマーが残した感動的な名言と、彼の人柄がわかるエピソードをご紹介していこうと思います!
さらに記事の後半では、ジョー・ストラマーを愛してやまない甲本ヒロトさんの言葉も紹介しますので、是非チェックしてみてくださいね!
目次(コンテンツ)
ジョー・ストラマーの感動的な名言を紹介!
ジョー・ストラマーは、ファンやメディアからバンドの音楽性への批判を受けたとき、ある名言を残しています。
それは「パンクのあり方とは何か?」をわかりやすく示す感動的な名言でした。
まずは、名言にいたるまでの経緯をごくカンタンにご説明しましょう!
急速に進化するクラッシュの音楽性
ジョー・ストラマー率いるザ・クラッシュは、デビュー直後は典型的なパンク・ロック・バンドでした。
ところが、その後は
- レゲエ
- ジャズ
- ロカビリー
- R&B
など様々な音楽を取り入れ、急速に表現の幅を広げていきます。
有名な3rdアルバム『ロンドン・コーリング』は、パンク・ロックの枠に収まらない、彼らの音楽的な多彩さと進化を感じることができる名盤です!
ザ・クラッシュはもうパンクじゃない!という批判
しかし、新しい音楽をどんどん取り入れ、変化していくザ・クラッシュに対して、一部のファンやメディアから「彼らはもうパンクではない!」という厳しい批判の声があがりました。
そんな声に、ジョー・ストラマーはこんな名言を返しています。
パンクはスタイルではない、姿勢なんだ
※英語では、Punk is attitude. Not style.
ひずんだギター、性急なビート、がなり立てるヴォーカルがパンクなのではない。
誰が何と言っても自分のやりたいことを貫く、それがパンクなんだ、ということですね。
ジョー・ストラマーのその他の名言
画像引用元:https://www.discogs.com
ジョー・ストラマーは、思い立ったらすぐ行動することをポリシーとしていました。
自分がやりたいと思ったら、たとえ楽器が弾けなくても、何とかしてライブを決行してしまう。
そんな彼の考えをわかりやすく示す名言があります。
自分で考えて、行動を起こす精神こそがパンクだ
※英語では、Do It Yourself.
それ以外にも、
やるしかないのに、そんな簡単なことがわからない人が多すぎる
トライすらしない人間が、実際やってる人間に何を言えるんだ?
という言葉も残しています。
ジョー・ストラマーが言うからこそ、重みが感じられる名言ですね。
ジョー・ストラマーの人柄がわかる3つのエピソード
画像引用元:https://www.billboard.com
強い信念を持った真のパンクロッカーであるジョー・ストラマー。
今までの話から、少し怖い人、厳しい人という印象を持たれたかもしれません。
ですが、実際はその逆で、むしろ人情にあふれた温かみのある人柄で、ファンを大事にすることで有名なんですよ。
その事がわかる3つのエピソードをご紹介しますね!
1.ライブ後、ファン全員のサインに応じる!
ジョーはライブ終了後、自分の周りに集まってきたファン全員のサインに応じていました。
そして、サインを求めるファンがいなくなったのを確認するまで、その場を離れなかったそうです。
このファン対応は、長いときには数時間(!)かかることもあったそうです。
2.チケットが買えないファンを会場にこっそり入れる!
お金がなくてチケットが買えず困っているファンを、会場の裏口からこっそり中に入れたというエピソードもあります。
きちんとお金を払っているファンは、少し納得がいかないですよね。
それでも、目の前で困っているファンを見るとつい助けてしまう、そんなジョーの人情味が感じられます。
3.ファンからのプレゼントを捨てられない!
ジョーはファンからもらった大量のプレゼントを捨てることができませんでした。
当時、世界中を飛び回っていたジョーは、飛行機の超過料金を払って、大量のプレゼントをすべて持ち運んでいたそうです。
憧れのロックスターにこんな対応をされたら、ファンは感動してしまいますよね。
ジョー・ストラマーを愛する甲本ヒロトの名言
日本のミュージシャン、甲本ヒロトさんはジョー・ストラマーに関するこんな言葉を残しています。
ジョーに憧れました。
ジョーのようになりたいと思いました。
ジョーのようになる。それは、
彼の音楽やファッションを真似ることじゃなく、
誰の真似もしないことでした。
甲本ヒロトさんの作る音楽を聴いていると、まさにこの言葉通りというか、誰にも真似できない独自性を感じます。
上で紹介したジョーの名言「パンクはスタイルではない、姿勢なんだ」と本質的には同じことを言ってるんですよね。
あとがき:ジョー・ストラマーの名言について
ジョー・ストラマーの作る音楽は、レゲエやジャズなどの要素を取り入れても、どこか野暮ったい(失礼!)感じがあるんですよね。
で、そこがザ・クラッシュの最大の魅力のようにも思うんです。いつまでも垢抜けない庶民派のヒーローという感じ。
もし「ザ・クラッシュを聴いてみようかな」という方がいたら、1stアルバム『白い暴動』か、3rdアルバム『ロンドン・コーリング』がオススメですよ!
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