名盤『オディレイ』をはじめ数々の傑作を残してきたアメリカの人気シンガーソングライター、ベック(BECK)!
90年代にデビューしてから現在に至るまで、常にミュージックシーンの最前線で活躍し続ける天才ミュージシャンです。
この記事では、そんなベック(BECK)の
- プロフィール
- おすすめ人気曲
- おすすめアルバム
この3点についてまとめてみました!
ベック(BECK)のおすすめ人気曲・代表曲を紹介!
ベック(BECK)とは?
まず最初にベックとはどんな人物なのか?についてご紹介します。
- 本名 ベック・ハンセン
- 生誕 1970年7月8日
- 年齢 54歳
- 出身 アメリカ・カリフォルニア州
ベックは、1990年代から活躍を続けるアメリカを代表するソロアーティスト。
母方の祖父は、前衛芸術家集団フルクサスのメンバーであるアル・ハンセン。
出典:文章)Wikipedia 写真)アルバム『Mutations』
写真は今から20年ほど前のものですが、華奢で可愛げのあるルックスが印象的ですよね。
そんなベックの作る音楽はキュートな顔に似合わず(?)「実験的・先鋭的」と評されることも多いんです。
たとえば代表作『オディレイ』を例に挙げると、
フォーク、ロック、ヒップホップ、ブルース、ノイズ・ミュージックなどをそれまで聴いたこともないような形で自由に融合させた …
出典:Wikipedia
ということなんですが、これだけ見ると「ちょっと難しい音楽なのかな…」と思っちゃいますよね。
ですが、その心配は無用です! 普通に
- 曲やメロディの良さ
- サウンドのカッコよさ
を中心に聴いても、十分にベックの音楽を楽しむことはできますよ♪
そこで今回のベックの名曲ランキングは、
誰にでも良さが分かりやすいキャッチーな曲
を中心にセレクトしてみました!
なので、ちょっと偏りはあるかも…なんですが、初めての人には馴染みやすいはず。
それでは早速、見ていきましょう!
ベック(BECK)のおすすめ名曲ランキング!
1. セックス・ロウズ / Sexx Laws
まずは、聴くだけで陽気になれる傑作パーティーチューン「セックス・ロウズ」から紹介!
テレビ番組「ジャンクSPORTS」のオープニングで使われていたので、ちょっと聴けば「あ、知ってる」となる方も多いと思いますよ♪
2. ミックスド・ビジネス / Mixed Bizness
続いて紹介するのは、理屈抜きで楽しみたいノリノリのダンスナンバー「ミックスド・ビジネス」
80'sテイストのファンク・サウンドが醸す(良い意味での)軽薄さが最高のアクセントになっています!
3. E-Pro
2005年のシングル「E-Pro」は、重厚なノイズギターをフィーチャーしたロック感あふれる一曲。
サビの「ナー・ナー・ナナナナナー♪」のフレーズは一度聴くと頭から離れなくなります!
4. アップ・オール・ナイト / Up All Night
2017年のシングル「アップ・オール・ナイト」は、最新型のダンスポップ・ナンバー!
近年のベックの作品の中では、群を抜いてキャッチーなので、
「ベック、昔はよく聴いてたな…」
という方もぜひチェックしてみてください♪
5. トロピカリア / Tropicalia
ベック流ブラジリアン・ポップ「トロピカリア」は、軽やかなサウンドに思わず心が弾む名曲!
リズミカルだけど全体的な印象はどこか涼やかで、個人的には夏の定番ソングとして愛聴しています。
6. ルーザー / Loser
1994年リリースの「ルーザー」は、ベックが大ブレイクするキッカケになった重要作!
「俺は負け犬。さっさと殺せば?」
という、毒々しさを含みながらもユーモア的かつキャッチーなサビと、
当時珍しかったラップ+フォーク・ブルースの融合とも言えるサウンドで大ヒットを記録した。
出典:Wikipedia
リリース当時、私はこの曲をオアシス、ブラー、レッチリなどと一緒に聴いていたんですが、どうしてもベックだけ地味に感じたんですよね…。
その後、しばらくして
- 宅録系アーティストの作品
- オールドスクール・ヒップホップ
- 60~70年代のロック
など色々聴くようになり
「音楽の良さにも色々な種類があるんだな」
と価値観が広がってからは、この「ルーザー」をはじめとしたベックの初期作もかなり楽しめるようになりました。(個人的な話ですみません…)
7. ホエア・イッツ・アット / Where It's At
キャッチーなヒップホップ・チューン「ホエア・イッツ・アット」は、ベックの地位を不動のものにした名盤『オディレイ』(1996年)からのリードシングル。
ベックが「ルーザー」だけの一発屋でないことを証明してみせた会心の一作です!
8. レイジー・フライズ / Lazy Flies
ここまではノリの良い曲が多かったので、最後はフォーキーな作品を紹介しますね。
「レイジー・フライズ」は、ベックの歌心を堪能できるメロディアスな名曲!
ベックはこういう曲調でも傑作が多いんですよ♪
さて続いて、ベックのおすすめ名盤アルバムを見ていきましょう!
ベック(BECK)のおすすめ名盤アルバムを紹介!
代表作『オディレイ』
1996年リリースの『オディレイ』は、さまざまなジャンルの音楽をミックスすることで、他に類を見ない斬新なポップスを生み出したベックの一番の代表作!
なんですが…そうしたアイディアを完全に理解できなくても、普通にキャッチーなポップスとしても楽しめる懐の深い作品です。
ファンキーな傑作『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』
1999年リリースの『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』は、エレクトロ・サウンドを導入したダンサブルな傑作!
従来のベックのイメージを覆すような陽気な作風に、どこか吹っ切れたような印象を感じる一枚です。
内省的な名盤『ミューテイションズ』
1998年リリースの『ミューテイションズ』は、内省的で落ち着いたサウンドが魅力!
シングル「トロピカリア」以外は、どれもじっくり聴かせるメロディアスな曲ばかりなので、夜寝る前にもオススメです♪
まずはどれから聴けば良いの?
ベックはアルバムごとに作風が変わるので「絶対にこれ!」というのは難しいですが、強いて言うなら…
- ノリの良い曲が好きな方は『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』
- 静かでメロディアスな曲が好きな方は『ミューテイションズ』
から聴き始めて、気に入ったら他のアルバムも手に取るのが良いと思います♪
さいごに
ベックの音楽に限りませんが、
- 実験的、先鋭的なサウンド
- 〇〇からの引用、サンプリング
- 〇〇へのオマージュ、パロディ
というワードを使った音楽レビューを見ることって多いですよね。
これは個人的な考えですが、音楽を聴いたときの感動にも種類があって
- ロジカル:曲のアイディアを頭で理解して楽しむ
- エモーショナル:メロディ、サウンドの素晴らしさに思わず心を奪われる
大きく分けるとこんな感じになるのかな、と思っています。
で、歴史に名を残す偉大なミュージシャンの作品は、この2つの感動をどちらも備えている、という印象です。
ベックもそうですし、ビートルズなんてその最たる例ですよね。
そして、ここからが重要!
「ロジカル」に楽しむのは、ある程度の知識があることが前提になりますが…
「エモーショナル」に楽しむのは、理屈抜きの感覚的なものですよね。なので、
音楽レビューを見て「これ難しいやつかな?」と感じても、
とりあえず気になったら何でも聴いてみた方が良い!
ということなんです。
これは私の経験ですが、音楽雑誌のレビューを読んで
「難しそうだな。今回はやめとくか…」
と聴かないでいた音楽を、だいぶ時間が経ってから偶然耳にして
- めっちゃ良いじゃん!
- もっと早く聴いておけば良かった!
と悔やんだことがかなりあったんです。
※ちなみに私は「オルタナティヴ」とか「ポストロック」と言われると構えてしまうところがありました。
その点、今はインターネットのおかげで各種音源へのアクセスが簡単になっていますよね。
なので、ぜひそのメリットを活かして頂き、好奇心の赴くままに色々と聴いてみることをオススメします♪
そして当サイト(ベック以外も沢山の記事がありますよ)が、皆さんが新しい音楽と出会うキッカケになれば幸いです♪
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