ジョージ・ハリスンの最初の妻はモデルのパティ・ボイド。
2人は1964年、映画の撮影で出会い、その2年後に結婚しています。
しかし8年後の1974年、2人は離婚することになってしまいました。
この離婚の原因が、エリック・クラプトンにあるのではないか、と言われているんです。
目次(コンテンツ)
パティ・ボイドってどんな人?
出典:http://coolspotters.com
まずはパティ・ボイドのプロフィールをカンタンに見ていきましょう!
- パティ・ボイド
- 本 名:パトリシア・アン・ボイド
- 誕生日:1944年3月17日
- 年 齢:74歳 ※2018年10月時点
- 身 長:167.6 cm
- 職 業:モデル、写真家
※ 上記はwikipediaからの引用になります。
出典:https://www.lomography.jp
美人なのは言うまでもないですが、キュートでコケティッシュな雰囲気がありますね。
2018年でも普通にモデルとして通用しそうな感じ。全然、古臭くないです。
パティがモデルになったキッカケですが、美容師として働いていたとき、ファッション雑誌の関係者にスカウトされたから、だそうです。
このエピソードも今っぽいですね!
ジョージ・ハリスンは妻パティをエリック・クラプトンに奪われた?
出典:https://www.nme.com
さて、ここからはジョージ・ハリスンとパティ・ボイドの
- 出会い
- 結婚
- 別れ
- エリック・クラプトンとの関係
について『パティ・ボイド自伝』を元に書いていこうと思います。
おおまかな流れのみ書いていくので、詳細を知りたい方はこちらの書籍で確認してくださいね!
ジョージとパティの出会い
パティ・ボイドは、1964年の映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 』に女学生の役として出演。
このとき初めて2人は出会いました。
ジョージはパティを一目見て気に入ると、その場で交際を申し込みます。
一度は申し出を断ったパティですが、その後正式に交際することに。
そして出会って2年後の1966年、2人は結婚することになりました。
ビートルズ人気が最高潮という時期だったので、2人は世間から羨望のまなざしで見られていたそうです。
2人の関係が悪化!
ところが次第に2人の関係は悪化していきます。
ジョージはビートルズ内で自分の曲が採用されないことが多く、疎外感を感じ始めていました。
パティは辛い気持ちを打ち明けて欲しい、何でも話して欲しい、と思っていましたが、ジョージは何も話しませんでした。
これをキッカケに、パティはジョージとの心の距離が開いているのを感じ始めます。
パティとクラプトンの出会い
2人の関係が少し怪しくなってきた頃、あるパーティでパティはエリック・クラプトンと出会います。
クラプトンはパティの側に座ると、ファッションをほめたり、笑わせようとしたり、あの手この手で好意を示しました。
夫との関係が冷えつつあったパティは、それを悪い気はしないと感じ、徐々にクラプトンに心を惹かれ始めます。
エリック・クラプトンの情熱的なラブレター!
クラプトンはその後、情熱的なラブレターをパティに送ります。
パーティの一件で、心が傾きかけていたパティは、その手紙に強く心を動かされました。
そしてパティとクラプトンは、ジョージの目を盗み、2人きりで会うようになります。
名曲「いとしのレイラ」の誕生!
クラプトンの名曲「いとしのレイラ」はこのとき生まれました。
曲の歌詞は「どうしても手に入らない女性を愛してしまった男の気持ち」について歌ったもの。
つまり自分とパティのことを歌っているんですね。
ラブレターもそうですが、クラプトンは本当に愛情表現がストレートです。
パティはその歌声に惹かれ、クラプトンにすっかり心を奪われてしまいました。
不倫がばれる!
秘密の逢瀬を楽しむパティとクラプトンでしたが、あるときジョージに不倫の現場がバレてしまいます。
「どういうことだ?」と問うジョージに、クラプトンは「僕はパティを愛してしまった」と答えたそうです。
ジョージは怒り、パティに対して「君は僕と彼のどっちを選ぶんだ?」と問います。
そのときはジョージと共に家に帰ったパティでしたが、この時点で2人の関係はすでに破綻していました。
関係がこじれ…。とうとう破局。
自分の妻の不倫の現場に鉢合わせたジョージも心穏やかではありません。
今度はジョージも、パティへのあてつけのようにリンゴ・スターの妻と不倫を始めます。
これはもう、地獄絵図ですね…。
こじれにこじれたジョージとパティの関係は、ここでついに終焉を迎えます。
そしてこの離婚劇から4年が経った1979年、パティとクラプトンは結婚。
ジョージも1977年にオリヴィア夫人と再婚しています。
さいごに ジョージ・ハリスンは妻をエリック・クラプトンに奪われた?
ということで駆け足でしたが、ジョージ、パティ、そしてクラプトンの恋の関係性について書いてきました。
だいぶ端折ってますので「詳しく知りたい!」という方は、書籍の方をチェックしてみてください。
書籍では、
- クラプトンと「パティの妹」の恋愛関係
- クラプトンのドラッグ中毒に関する壮絶なエピソード
などが書かれていたりと盛りだくさんの内容!
なので、この記事はあくまで「おおまかな流れ」という風に捉えてください。
ドラッグ中毒について少しだけ説明すると…
上にも書いたように、クラプトンは「いとしのレイラ」を作ってパティに求愛しましたが、そのときは1度、結婚を断られているんです。
で、ショックのあまりドラッグ中毒に陥ってしまったんですね…!
その後、懸命なリハビリを行ってどうにかカムバックし、ようやくパティと結ばれた、という経緯があるんです。
しかし話の流れだけ見ると、下手な恋愛ドラマのようですが…。
でも、この一連の騒動のおかげで「いとしのレイラ」などの名曲が生まれた、
と考えれば、音楽ファン的にはポジティブな出来事と言えるかもしれませんね。(さすがに無理か…)
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