ビートルズのメンバーとして、数々の名曲を残したジョージ・ハリスン!
グループ解散後のソロ活動では、名盤『オール・シングス・マスト・パス』を発表し、ジョンやポールに劣らぬ才能を証明しています。
今回はそんなジョージ・ハリスンの名曲・代表曲を、
- ビートルズ時代の作品から 5曲
- ソロ時代の作品から 5曲
この2つのパートに分けて計10曲ご紹介しようと思います!
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ジョージの曲だけでなく、ジョンやポールの曲も含めた「ビートルズの名曲」を知りたい方は以下の記事をどうぞ!
ジョージ・ハリスンのビートルズ時代の名曲5選!
ビートルズ初期は、ジョンとポールの影に隠れがちだったジョージですが、中期~後期にかけてその才能を開花させ、数々の名曲を残しています。
1. サムシング / Something
1969年リリース。横断歩道のジャケットで有名な名盤『アビイ・ロード』に収録されています。
この曲は、ジョージのビートルズ時代の最高傑作と言われることも多く、
- ジョンは「アルバムの中で一番の曲」
- ポールは「ジョージの曲で最も良い」
と手放しで絶賛しています!
また「キング・オブ・ポップ」の呼び名で有名なマイケル・ジャクソンは、
サムシングはあなたの曲なんですか?
ジョンとポールの曲だと思っていました!
とジョージ本人の前(!)で言った、というエピソードがあります。
失礼な話ですが、そう勘違いするほど良い曲だということですよね。
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2. ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス / While My Guitar Gently Weeps
1968年のアルバム『ザ・ビートルズ』(通称:ホワイトアルバム)に収録。
ジョージの作品の中でも最も有名な曲のひとつですが、製作時にちょっと面白いエピソードが残されているんです。
この曲のギター表現に苦しんでいたジョージは「自分の代わりにギターを弾いて欲しい」とエリック・クラプトンに頼みました。
ところが…!それは表向きの理由で、実際はメンバー間の雰囲気の悪さを、クラプトンをスタジオに招くことで和らげよう、という狙いだったんです。
実際、クラプトンがスタジオに来ると、ジョンとポールは機嫌を良くしジョージの狙いは大成功!
しかし、全盛期のビートルズから直々に呼び出されたクラプトンは「自分なんかがビートルズのアルバムで弾いて良いのか…」と恐縮しきりだったそうです。
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3. ヒア・カムズ・ザ・サン / Here Comes The Sun
1969年のアルバム『アビー・ロード』に収録。
この曲は、ジョージが親友エリック・クラプトンの家に遊びに行ったとき生まれた、というエピソードも有名で、
春の木漏れ日を浴びていたら、自然にメロディと歌詞が浮かんだんだ
という彼の言葉どおり、ほっこりとした温もりが伝わってくる作品です♪
ちなみにジョージは、この曲の姉妹作として「ヒア・カムズ・ザ・ムーン」(1979年)をリリースしています。
どことなく共通するムードを感じますよね♪
4. タックスマン / Taxman
1966年のアルバム『リボルバー』に収録。
ビートルズ作品の中でも、とりわけファンキーな魅力が際立った名曲です!
ベースのひずんだ音色とフレーズも素晴らしく、ジョージの作品ですが、ポールのベースが聴きどころ、と言っても良いほどグルーヴィーな演奏が楽しめますよ!
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5. 嘘つき女 / Think For Yourself
1965年のアルバム『ラバー・ソウル』に収録。
この曲も上で紹介した「タックスマン」同様、ベースがとってもカッコいいんです!
ちなみにジョージは過去に一度だけ、ポールのベース・プレイに対して
「やりすぎだよ…」
と漏らしたことがあるのだそう。
そんなポールの「やりすぎな程の情熱」をぜひ聴いてみてくださいね。
ということで、ここまでがジョージ・ハリスンのビートルズ時代の名曲ベスト5でした!
「これってジョージの曲だったんだ!」という発見もあったのではないでしょうか?
さて、続いてソロ時代の名曲ベスト5を見ていきましょう!
ジョージ・ハリスンのソロ時代の名曲5選
1. マイ・スウィート・ロード / My Sweet Lord
ソロデビューアルバムからの第1弾シングル。ソロ時代のジョージの一番の代表作です!
『ビルボード』チャートでも1位を獲得し、ジョージのソロ活動は順風満帆の船出となりました!
その後、盗作問題で訴訟されたりと、いわく付きの曲でもありますが、聴いていると思わず口ずさみたくなるような名曲です♪
2. 美しき人生 / What Is Life
デビューアルバムからの第2弾シングル。
あまりにも「マイ・スウィート・ロード」がヒットしたため、すこし影に隠れる形になりましたが、軽快な演奏とポップなメロディが光る名曲です!
ちなみに上の動画は、2016年に新しく撮り直したミュージックビデオ。
明るい曲調と、女の子の軽やかなダンスがマッチしていて良い感じです♪
3. アイド・ハヴ・ユー・エニータイム / I’d Have You Anytime
ボブ・ディランと作詞を共作、エリック・クラプトンがギターで参加、という豪華な1曲!
メロウで気怠げな曲調にクラプトンのギターがハマっています!
「アルバムの他の曲もきっと最高に違いない」とリスナーに期待感を抱かせる、最高のオープニングナンバーです。
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4. イズント・イット・ア・ピティー / Isn't It a Pity ?
ジョージの全作品の中でも、屈指の美しいメロディラインを持った名曲です!
元々はビートルズのアルバム用に作られた曲でしたが、採用されなかった(!)ためソロアルバムに収録されています。
本当に「なぜこれが没になるの?」と言いたくなりますね。
余談ですが、この曲のイントロは、サザンオールスターズの「いとしのエリー」とちょっと似ているんですよ。
5. ギヴ・ミー・ラヴ / Give Me Love (Give My Peace On Earth)
ジョージのソロ第2弾アルバムからのシングル曲。ビルボードチャートで1位を記録するヒットになりました!
イントロから、いかにもジョージらしいスライドギターを聴くことができますよ。
切実さを感じさせるジョージのヴォーカルが胸に染みる名曲です!
収録アルバム
1~4曲目『オール・シングス・マスト・パス』
5曲目『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』
あとがき ジョージ・ハリスンの名曲ベスト10
一般的には、ビートルズと言えば「ジョン・レノンとポール・マッカートニーのバンド」という印象が強いですよね。
どうしても2人に比べると目立たないジョージですが、音楽的な才能は決して劣っていません。
ジョージの音楽に興味を持った方は、まずは名盤『オール・シングス・マスト・パス』を聴くのがオススメですよ!
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