洋楽コラム

村上春樹が選んだ音楽は何?『村上RADIO』の選曲まとめ!

投稿日:2018年8月20日 更新日:

小説家の村上春樹さんがDJをつとめたラジオ番組「村上RADIO ~RUN & SONGS~」が2018年8月5日に放送されました。

 

今回の「村上RADIO」のテーマは「僕が走っているときに聴いている音楽」

 

村上さんがジョギングをしているときにipodで聴いている曲を、村上さん自身が紹介する、という内容でした。

 

そこで今回は『村上RADIO』で村上さんが選んだ曲についてまとめてみました!

 

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村上春樹さんが『村上RADIO』で選んだ曲リスト

ラジオで流れた曲の一覧は以下の通り。

  • マディソン・タイム(ドナルド・フェイゲン)
  • ハイ・ホー、口笛吹いて働こう(ブライアン・ウィルソン)
  • サーフィンUSA(ビーチ・ボーイズ)
  • D・B・ブルース(キング・プレジャー)
  • スカイ・パイロット(E・バードン&ジ・アニマルズ)
  • マイ・ウェイ(アレサ・フランクリン)
  • サバービア(ペット・ショップ・ボーイズ)
  • セプテンバー(アース・ウィンド・アンド・ファイアー)
  • この素晴らしき世界(ジョーイ・ラモーン)
  • 絶体絶命(ジョージ・ハリスン)
  • 天国への扉(ベン・シドラン)
  • ブルー・モンク(ジョン・ディ・マルティーノ・ロマンティック・ジャズ・トリオ)
  • ラブ・トレイン(ホール&オーツ)
  • ライト・マイ・ファイア(ヘルムート・ツァハリアス)

それでは1曲ずつ見ていきましょう!

 

マディソン・タイム(ドナルド・フェイゲン)

Madison Time ♫ Donald Fagen

 

オープニング・テーマ曲としてかかったのは、スティーリー・ダンのメンバー、ドナルド・フェイゲンの91年のライブ。

 

この曲について、村上さんのコメントは「肩の力が抜けていて、グルーヴィー」とのこと。

 

スティーリー・ダンは、ジャズやR&Bのフィーリングを活かしたポップスを作る2人組。

 

日本のミュージシャンでは、キリンジがファンであることを公言していますね。

 

フェイゲンの相棒、ウォルター・ベッカーは先日、亡くなってしまいました。残念。

 

ハイ・ホー、口笛吹いて働こう(ブライアン・ウィルソン)

Brian Wilson - In The Key Of Disney album sampler

 

ブライアン・ウィルソンによるディズニー楽曲カバー集からの1曲。

 

YouTubeには短い動画しかありませんでした。とってもかわいらしい曲ですよね。

 

ブライアン・ウィルソンは、ビーチ・ボーイズというロックバンドのメンバー。

 

今はソロ活動がメインですね。ガーシュウィンのカバー曲集も出してます。

 

サーフィンUSA(ビーチ・ボーイズ)

The Beach Boys - Surfin' USA

 

またまたブライアン・ウィルソン作品です。これは、ビーチ・ボーイズの初期の名曲。

 

日本では『ペット・サウンズ』などの内省的な作品の方が支持されています。

 

でも、こういう明るい曲も良いですよね。明るいビーチ・ボーイズが聴きたい方は、アルバム『トゥディ』がおすすめ!

 

D・B・ブルース(キング・プレジャー)

KING PLEASURE - D B Blues ~Exotic Blues~

 

ジャズサックス奏者レスター・ヤングが作った曲に、キング・プレジャーが歌詞をつけて歌っている、とのこと。

 

良い感じのブルースですね。この曲は知りませんでした。

 

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スカイ・パイロット(E・バードン&ジ・アニマルズ)

Eric Burdon & The Animals Sky Pilot

 

アニマルズは60年代のイギリスのロックバンド。日本では少し地味な存在ですよね。

 

「ビートルズの影響を受けて…」というのはよく聞くけど「アニマルズの影響を受けて…」ってあまり聞かないし。

 

RCサクセションも同じタイトルの曲を出してますね。

 

マイ・ウェイ(アレサ・フランクリン)

Aretha Franklin - My Way

 

番組で「自分の葬儀にかけてほしい曲は何?」という質問のときかかったBGM。ジョギング用の選曲ではないです。

 

この曲は先日、惜しくも亡くなられたアレサ・フランクリンによるフランク・シナトラのカバーです。

 

村上さんは「マイ・ウェイはあまり好きではないけど、アレサのカバーは良かった。」と話されていました。

→ アレサ・フランクリンの代表曲5選+名盤アルバムまとめ!

 

サバービア(ペット・ショップ・ボーイズ)

Pet Shop Boys - "Suburbia"

 

番組で「音楽を聴かない時期はありましたか?」という質問のときかかったBGM。

 

これはイギリスのエレクトロ・ポップ・ユニットの曲ですね。

 

村上さんは「ノルウェイの森を書いてる時は聴いてなかった。そのときはペット・ショップ・ボーイズが流行していた」と話されていました。

 

セプテンバー(アース・ウィンド・アンド・ファイアー)

Earth, Wind & Fire - September

 

番組で「バンドを組むとしたら、バンド名は何ですか?」という質問のときかかったBGM。

 

村上さんは「バンドを組もうと思ったことはない。知り合いにバンド名を考えて欲しいと頼まれ<アースうずまき&ファイアーズ>はどう?と答えた」と話されていました。

 

これは世界的に有名なアメリカのファンク・バンドの曲ですね。70年代のディスコ・ブームのときに大ヒットしました。

 

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この素晴らしき世界(ジョーイ・ラモーン)

Joey Ramone - what a wonderful world (WITH LYRICS)

 

ラモーンズはアメリカのパンクバンド。メンバーは、

  • ジョーイ・ラモーン
  • ジョニー・ラモーン
  • ディー・ディー・ラモーン
  • トミー・ラモーン

というように、全員「ラモーン」という同じ姓を名乗っています。

 

日本のオカモトズのメンバーが、●●オカモトと名乗るのはラモーンズの影響なのだそうです。

→ 【洋楽パンク】思わず熱くなる!おすすめの名曲ベスト10!

 

絶体絶命(ジョージ・ハリスン)

George Harrison - Between The Devil & The Deep Blue Sea

 

ビートルズのギタリスト、ジョージ・ハリスンの遺作となったアルバム『Brainwashed』からの1曲。

 

1932年発表のスタンダード・ナンバーのカバー。ウクレレが良い感じですね!

 

個人的には、今回の村上RADIOでかかった曲で一番好きです。

→ ジョージ・ハリスンの死因は何? お墓がないって本当?

 

天国への扉(ベン・シドラン)

Ben Sidran Dylan Different Knockin on Heaven's Doors

 

ボブ・ディランの超有名曲のカバーです。

 

ベン・シドランは、ジャズやR&Bの要素を活かしたポップスを作るミュージシャン。

 

オリジナルと聴き比べると、雰囲気がまったく違って面白いですね。

Bob Dylan- Knockin' on Heaven's Door "Original"

 

ブルー・モンク(ジョン・ディ・マルティーノ・ロマンティック・ジャズ・トリオ)

Blue Monk, Thelonius Monk

 

John Di Martino Romantic Jazz Trio Magical MysteryFor monk and murakami

 

ジョン・ディ・マルティーノ・ロマンティック・ジャズ・トリオは、ニューヨーク最先端のジャズ・ピアノ・トリオ、とのこと。

 

ちょっと動画が見つからなかったので「セロニアス・モンクのオリジナル」「ジョン・ディ・マルティーノの他の作品」を順番に貼っておきます。

 

ジョン・ディ・マルティーノの『マジカル・ミステリー』というアルバムは、セロニアス・モンクと村上春樹に捧げた作品なのだそうです。

 

ラブ・トレイン(ダリル・ホール&ジョン・オーツ)

Love Train - Hall & Oates

 

ダリル・ホール&ジョン・オーツによるオージェイズのカバー。オージェイズはフィリー・ソウルの代表的なバンドです。

 

ホール&オーツの方がクールな仕上がりですね。一方、原曲のオージェイズは多幸感にあふれています。明るい!

 

ぜひ聴き比べてください!

The O'Jays - Love Train

 

ライト・マイ・ファイア(ヘルムート・ツァハリアス)

Helmut Zacharias - Light My Fire

 

番組のエンディング・テーマ曲としてかかりました。

 

ヘルムート・ツァハリアスはドイツを代表するバイオリニスト。イージーリスニング界の大御所だそうです。

 

ドアーズ版はよく聴いてましたが、原曲とはだいぶ雰囲気が違います。

 

少し間の抜けた感じですが、独特のちょっと妖しげ(?)なムードが面白いですね。

 

あとがき

村上春樹さんはラジオの中で「ジョギングのときは、むずかしい音楽はだめ」と話されていました。

 

なので今回の選曲は、あくまで村上さんの音楽の趣味の一部ということですね。

 

村上さんの著書「意味がなければスイングはない」には、スガシカオさんの音楽が好き、と書かれていました。

 

あとはウィルコ、R.E.M、BECK、レディオヘッドなども聴くとのこと。

 

これってよく考えるとスゴイですよね。年齢だけでみたら、自分の親がレディオヘッドを聴いてるようなものですから。

 

村上さんが第一線で活躍し続けられる理由は、若い世代の作品にもキチンと目を向けているからなのかもしれません。

 

これからもジョギングで体力を維持しながら、良い小説を書いて頂きたいですね!

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