ビートルズのメンバーとして世界中を熱狂の渦に巻き込み、ソロ転向後も「イマジン」など数々の名曲を残した ジョン・レノン（John Lennon）！
今回はそんなジョン・レノンのソロ・アルバムの中から、特におすすめの3作品を厳選してご紹介したいと思います！
自身の心情をリアルに表現した作品から、華やかでメロディアスな作品まで、幅広くセレクトしてみたので是非チェックしてみてくださいね♪
目次（コンテンツ）
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第1位『ジョンの魂』
1970年リリースのアルバム『ジョンの魂』は、ジョン・レノンのソロ最高傑作と呼ばれることも多い一枚！
ビートルズ解散後、初のソロ・アルバムとなった本作は、
- 過剰なアレンジを排した簡素なサウンド
- ジョンの心の内側がそのまま表現されたような赤裸々な歌詞
が最大の特徴です。
一聴すると、かなりシンプルなので「ちょっと地味かな」と感じるかもしれませんが…、
聴いていくと、曲の端々から伝わってくる切実さ・緊迫感に、いつの間にか惹き込まれてしまうはずですよ！
収録曲をいくつか紹介していくと…
アルバム冒頭の「マザー」は、幼少期に別れた父母との関係を歌った作品。
曲の終盤、両親へ向けて「行かないで、帰ってきて」と叫ぶジョンの歌声には、鬼気迫るほどのリアリティが感じられます。
ちなみにジョンの親子関係は、
- 幼少期に父母と別れ、伯母さん夫妻の元で育つ
- その後、10代半ばで母ジュリアと交流が再開するも…
- 数年後に交通事故で母が亡くなってしまう
というかなり複雑なもの。
こうした経緯もあって、ジョンの作品には「母」がテーマになっているものも多いんですよ。
7曲目「ラヴ」は、ジョンのメロディメイカーとしての才能が堪能できる大傑作！
日本の俳句に影響を受けた、という歌詞もユニークで、
愛は真実、真実は愛
愛とはあなた、あなたと僕
とシンプルな言葉を積み重ねて「愛の真理」に迫る内容になっています。
他には、痛烈な社会風刺のメッセージが込められた「労働階級の英雄」も聴き逃がせない作品です。
1970年リリースのアルバム『ジョンの魂』は、ロック史に燦然と輝く大名盤！
「ジョンのソロ作品を聴いたことがない」という方に、まず手に取って欲しい一枚です！
第2位『イマジン』
1971年リリースの名盤『イマジン』は、世界各国のヒットチャートで1位を記録した大ヒット・アルバム！
前作『ジョンの魂』で打ち出した
- 心の内側をリアルに描く表現
- 政治的なメッセージを強く込めた表現
を、より耳なじみの良いサウンドで聴かせるファン人気の高い一枚です。
収録曲をいくつか紹介していくと…
オープニング・ナンバーは、ジョンの全キャリアを通しての一番の代表作「イマジン」！
「想像してごらん（Imagine）」と、優しく語りかけるようなヴォーカルが印象的です。
ジョンは一体、何を「想像して」と呼びかけているのか？ と言うと…
国家、宗教の違いなどによって起こる争いは不毛だ
と、この曲を聴いた人、全員が考えれば争いはなくなるはずさ、というやや理想主義的な考え方。
現実離れしたメッセージに思えても、ジョンがこの美しいメロディに乗せて歌うと「そんなこともあるかもな」と思えてくるから不思議です。
本作には、他にも「僕は嫉妬深い男なんだ」と打ち明ける「ジェラス・ガイ」や、
ポール・マッカートニーへ向けた「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ（眠れるかい？）」などが収録されています。
ちなみにこの曲のタイトルですが、
「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ」という言葉は、ビートルズのメンバーの間で、目の大きなポールを茶化すために使われていた。
歌詞も、ビートルズ解散後、険悪な関係が続いていたポールを批判する、ちょっと後味の悪い内容になっています。
こうした楽曲と世界平和を願う「イマジン」が、同じアルバムに収録されているのも、ジョンの多面性が感じられるようで興味深いですよね。
1971年リリースの名盤『イマジン』は、バラエティ豊かな楽曲がそろった傑作アルバム！
前作『ジョンの魂』と併せて、ぜひ手に取って欲しい作品です！
第3位『ダブル・ファンタジー』
1980年リリースの『ダブル・ファンタジー』は、子育てのため5年間、音楽活動を休止していたジョンの復帰作となった一枚！
アルバムには、ジョンの作品と妻ヨーコの作品が交互に収録されています。
このアイディアはリスナーの間で賛否があり、私も正直「ちょっと微妙かな」と思うのですが…、
でも、ジョンの作品については文句なしの素晴らしい仕上がり！
収録曲の中でも特に有名なのは、アルバムの冒頭を飾る「スターティング・オーヴァー」
新たなステージへ向かおうとするポジティブな気持ちを歌った名曲です！
「もっと女性の権利を尊重すべき」と歌う「ウーマン」も必聴の作品。
メロディの美しさ、そしてジョンの歌声の優しさが際立っています。
愛息ショーンへの想いを歌った「ビューティフル・ボーイ」は、エキゾチックなサウンドが新鮮な一曲！
ちなみにジョンには2人の息子（長男ジュリアン、次男ショーン）がいて、どちらもミュージシャンとして活躍しているんですよ。
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1980年リリースの『ダブル・ファンタジー』は、同年12月、凶弾に倒れたジョンの遺作となったアルバム。
収録曲の充実ぶりが、逆に悲劇を強調しているようで辛い気持ちになりますが…、ジョンの作品を聴くうえで絶対に避けて通れない一枚です。
さいごに ジョン・レノンのおすすめアルバムを紹介
今回セレクトした3枚は全てソロ転向後の作品でしたが、ジョン・レノンはビートルズ時代の楽曲も素晴らしい（！）ので是非そちらもチェックしてみてくださいね♪
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またこちらの記事では、ジョン・レノンのソロ時代の人気曲の中からメロディアスで聴きやすいものを中心に紹介しています！
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良いアルバムばかりで「どれから聴けば良いか迷ってしまう…」という方は、まずはベスト盤から入るのもオススメですよ♪
2020年10月には、生誕80周年を記念した最新のベスト盤『ギミ・サム・トゥルース』もリリースされています！
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ジョンのソロ作品が気に入った方は、ポールやジョージのソロ作品もぜひ聴いてみてください！
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