2001年に公開され、今も多くのファンから根強い支持を受けるアメリカ映画『アイ・アム・サム』
心温まるストーリーと娘ルーシーの可愛さに「思い出すだけで涙と笑顔がこぼれる」という方も少なくないのではないでしょうか?
実はこの映画、ストーリーや演出はもちろんですが音楽もとっても素敵なんです♪
映画をご覧になった方はご存知だと思いますが『アイ・アム・サム』の劇中で流れる曲はすべてビートルズのカバー曲。
そして、そのカバーのクオリティが本当に素晴らしいんです…!
目次(コンテンツ)
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まずは『アイ・アム・サム』とはどんな映画なのか?を簡単にご紹介します。
『アイ・アム・サム』は、2001年に公開されたアメリカ映画。
知的障害を持つ父親と、幼い娘との純粋な愛をビートルズの曲とともに描いたドラマ映画。
父親役のショーン・ペンが、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
娘役のダコタ・ファニングは、放送映画批評家協会賞、ゴールデン・サテライト賞、ラスベガス映画批評家協会賞、ヤング・アーティスト賞を受賞した。
引用元:Wikipedia
今回はサントラについての記事なので映画の内容には触れませんが…
上の引用文のマーカー箇所を読んで「なんか良さそう」と感じたら、きっと楽しめると思います!
逆に「う~ん、ちょっと…」と感じた方は、無理して観なくても良いかな、という感じ。
映画通の方の辛口レビューも多かったですが、私は普通に楽しみました♪
まだ観ていない方は、Amazonプライムビデオで視聴できますよ。
で、サントラの話に入りますが、そもそも「なんでビートルズのカバー曲ばかりなの?」と思いますよね。
これについては、
監督のジェシー・ネルソンは当初、ビートルズの楽曲そのものを使おうとしたが、そのために必要な手続きがスケジュールの期限内では間に合わないと判断。
そこで多数のアーティストによるカバーという形を取ることにして、このサウンドトラックを完成させた。
出典:Wikipedia
なんとも現実的な理由ですね…!
ですが結果として素晴らしいサントラが出来上がったわけなので、音楽ファンとしては嬉しいかぎり♪
続いて、サントラの内容について詳しく見ていきましょう!
おすすめ曲はこれ!映画『アイ・アム・サム』サウンドトラック
まずは参加アーティストのラインナップですが、
- エイミー・マン
- マイケル・ペン
- サラ・マクラクラン
- ルーファス・ウェインライト
- ザ・ウォールフラワーズ
- エディ・ヴェダー
- ベン・ハーパー
- シェリル・クロウ
- ベン・フォールズ
- ザ・ヴァインズ
- ステレオフォニックス
- ブラック・クロウズ
- チョコレート・ジーニアス
- ヘザー・ノヴァ
- ハウイ・デイ
- ポール・ウェスターバーグ
- グランダディ
- ニック・ケイヴ
80~90年代のロックファンが見たら「おぉ…」と声がもれそうになるほど豪華なメンバー!
個人的にはポール・ウェスターバーグの参加がうれしいですね♪
日本でも一般的に有名なのは、シェリル・クロウ でしょうか。
ザ・ウォールフラワーズは、ノーベル文学賞を受賞したことも話題になったボブ・ディランの息子、ジェイコブがヴォーカルを務めるバンド。
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エディ・ヴェダーは、90年代アメリカで流行したグランジ・ムーヴメントの代表格バンド、パール・ジャムのヴォーカリストです。
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上の動画は、各アーティストの代表曲で『アイ・アム・サム』のサントラに入っているわけではありません、念のため。
で、サントラの話に戻りますが…
ビートルズのカバー曲って正直ガッカリするようなものも多いですが…、このアルバムに関してはその心配はまったく不要!
奇をてらったアレンジは少なく、原曲のイメージを大幅には裏切らないカバーが多いです。
個人的なお気に入りはこの3曲!
カナダの人気シンガー、サラ・マクラクランの「ブラックバード」
ピアノ・ロックと言えばこの人!ベン・フォールズによる「ゴールデン・スランバー」
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個性派ロックシンガー、ニック・ケイヴの「レット・イット・ビー」
ちょっと原曲と違う感じで面白いのは、グランダディ。
ジョンの名曲「レボリューション」をユニークにカバーしています!
このグランダディというバンド、私はあまり知らなかったのですが…
こちら(↑)は2000年リリースの「クリスタル・レイク」という作品ですね。
感傷的なメロディに歪んだギター、さらに電子音で装飾を加えていき…
これはいかにも、あの頃のインディー系のバンドの音という感じ(なつかしい…!)
独自性という点では少し厳しそうですが…、丁寧な作りもあって最後までしっかり聴かせてくれる良い曲だと思いました。
ウィーザーやレンタルズが好きな方は一度聴いてみてはいかがでしょうか♪
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さいごに 映画『アイ・アム・サム』のサントラについて
ちなみにサントラの1曲目「トゥ・オブ・アス」をカバーしているのは、主演のショーン・ペンのお兄さんなんです。
名前はマイケル・ペン。今作では妻エイミー・マンと共演しています。
このマイケルの自作曲が、ビートルズの香りを感じさせるものが多く、なかなか良いんですよ♪
90年代半ば~00年代前半くらいにかけて、こういうビートルズ調の曲を作るアーティストが多かったんですよね。
私のオススメは、
- ジェリーフィッシュ
- スローン
- オウズリー
などなど。他にも良いアーティストがいっぱいいます!
ご興味のある方は以下の2記事をぜひチェックしてみてください♪
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