ミュージシャンのキャリアを一気に振り返りたいとき便利なのが ベスト盤!
キャッチーなヒットシングルを中心に選曲されることが多いので、各アーティストの「入門編」としても最適です♪
今回はそんな洋楽ベストアルバムの中から特におすすめの7枚を
- 前半3枚:誰もが知っている定番アーティスト
- 後半4枚:ややマニアックなアーティスト
この順番でご紹介していこうと思います!
後半4枚はマニアックと言っても「知名度がやや低め」というだけで、普通にポップで聴きやすいものばかり!なので是非チェックしてみてください♪
それでは早速、見ていきましょう!
目次(コンテンツ)
【洋楽】一家に一枚!おすすめのベスト盤7選|必携のベストアルバムを紹介!
1. ビートルズ/赤盤・青盤
まずは日本でも大人気! ビートルズの定番ベストアルバム「赤盤・青盤」から紹介!
ビートルズの全キャリアを
- 前半(1962~66年)
- 後半(1967~70年)
この2つに分け、CD2枚(赤・青合わせて4枚)にまとめた作品です。
ちなみに「赤盤・青盤」というのは通称で、本当のタイトルは
- 赤盤が『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
- 青盤が『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』
となります。
1966年で区切られていますが、ちょうど作風が急速に変化していく時期と一致していて。
赤盤と青盤でサウンドのテイストが上手く分かれているなー、と思うんですよね。
ちなみに赤盤は『開運!なんでも鑑定団』のテーマでおなじみ!「ヘルプ!」などを収録。
青盤にはサイケデリック・サウンドに挑んだ「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」などが収録されています。
本当にざっくりですが「ポップな赤盤」「内省的な青盤」という印象なので、お好みの方から聴いてみると良いと思いますよ♪
しかし…!
CD4枚・全54曲を持ってしても必聴曲をフォローしきれない(!)のがビートルズの凄いところ。
こんな名曲(↑)がベスト盤では聴けないなんて…!
なので、もしベスト盤を聴いて「ビートルズ、良いじゃん」となった方は、オリジナルアルバムにも是非チャレンジしてみてください♪
2. オアシス/タイム・フライズ・・・1994-2009
90年代UKロックシーンを盛り上げた名バンド、オアシスのベスト盤なら『タイム・フライズ・・・1994-2009』がおすすめ!
オアシスと言えば、90年代半ば頃、日本でもかなり流行っていたので
「初期のアルバムはよく聴いてたよ」
という方は多いと思うのですが…
実はその後にリリースされた曲も超カッコいいんです…!
ちなみに私は最後のアルバム『ディグ・アウト・ユア・ソウル』収録の「ショック・オブ・ライトニング」がお気に入り。
オリジナル・アルバム未収録の人気曲「ホワットエヴァー」が入っているのも嬉しいところです!
オアシスの全キャリアをまとめて振り返れるので、後追いで聴く若いリスナーの方にもピッタリですよ♪
ベスト盤と併せてシングルB面集『ザ・マスタープラン』も押さえておくのがオススメ♪
「なぜB面なんだ…?」と思ってしまうような名曲の連発です。重複曲もないので是非どうぞ。
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3. アバ/アバ・ゴールド
「ダンシング・クイーン」など数々のヒット曲を持つスウェーデンの男女4人組、アバ(ABBA)!
彼らのベスト盤『アバ・ゴールド』(1992年)は、全世界で2800万枚以上のセールスを記録した超定番アルバムです。
2001年放送のTVドラマ『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』の主題歌に使われた「SOS」も収録!
絶対サビのところを口ずさみたくなるヒット曲「マネー、マネー、マネー」も入っています!
どこかで一度は聴いたことのある名曲ばかり!なのでどんな方でも楽しめるはずですよ♪
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4. XTC/Fossil Fuel(シングルス 1977-1992)
ここからは、ややマニアックなアーティストのベスト盤を4枚ご紹介していきます♪
英国ポップ界の至宝、XTC(エックス・ティー・シー)は、一般的な知名度はそこまで高くないのですが…、熱心な愛好家も多い名グループ!
誰にも親しみやすいポップセンスと独創性あふれるサウンドメイク、どちらも兼ね備えた実力派アーティストです。
ベスト盤って長いキャリアの中から満遍なく選ぶことが多いですが、どのアーティストにも全盛期というものがあるわけで。
「若干、失速してきたかな?」って時期のシングルより、全盛期のアルバム曲のほうが良いことも多いんです。
な・の・に…!XTCの2枚組ベストときたら、シングルを時系列で並べただけなのに捨て曲が一切ない!
ずーっと全盛期なのか?という感じですが…、本当にあまり衰えを感じさせないアーティストなんですよね。
サウンドの傾向がよく変わるので「どの時期の作品も新鮮に聴ける!」という点も大きいかもしれません。
ちなみにXTCのように「キャリアを通じて失速をほぼ感じさせない」アーティストだと、他にはスクイーズがおすすめですよ♪
XTCと同じ70年代にデビューしたバンドですが、2015年リリースの『クレイドル・トゥ・ザ・グレイヴ』でも相変わらずの堅調ぶり!
『水曜日のダウンタウン』みたいな(?)CDジャケットに抵抗がある方も、それを乗り越えて聴く価値アリですよ♪
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5. アル・クーパー/フリー・ソウル~クラシック・オブ・アル・クーパー
「フォークの神様」ボブ・ディランの作品へ参加していることでも有名なキーボーディスト、アル・クーパー!
彼のソロ作品は、ブルース色の強いやや渋めの曲も多いのですが…
この『フリー・ソウル~クラシック・オブ・アル・クーパー』は、名曲「ジョリー」をはじめ、ほどよくポップな色味のあるソウル・ナンバーばかりを集めてくれています!
厳密には「これをベスト盤という扱いにしていいのか?」やや微妙なところはありますが…
とにかく「聴いて損なし!」なことだけは保証しますよ♪
「ジョリー」目当てで『赤心の歌』を買ったけど、結局「ジョリー」しか聴いてない、なんて方がもしいたらチェックしてみてください!
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6. トッド・ラングレン/フリー・ソウル~クラシック・オブ・トッド・ラングレン
またまたフリーソウル・シリーズですね。
アメリカが誇るポップ・マエストロ、トッド・ラングレンは、
- ドがつくほどキャッチーなポップスと、
- 前衛的でアート志向の強い曲
がアルバムの中に共存していることが多いのですが…、
今回紹介する『フリー・ソウル~クラシック・オブ・トッド・ラングレン』は、彼のキャッチーなメロディメイカーとしての魅力にフォーカスした選曲になっています!
これは私のような軽薄なリスナーにとっては実にありがたい♪
とは言え、オリジナル・アルバムもほぼ全て聴いてるので、意外な曲はそんなに無いのだけど…
でもこの並びの中で聴くと「ちょっと印象、変わるな」「こんな良い曲だったけ」って気付く感じがあるんですよね。
ポップス・ファンはXTCと併せて是非チェックしてみてください!
オリジナル作だと2nd『ラント~ザ・バラッド・オブ・トッド・ラングレン』が、やや地味めですが内省的で美しいポップスが詰まった超名盤です!
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7. プリファブ・スプラウト/38カラット・コレクション
ラストは私の最愛のアーティスト、プリファブ・スプラウトの最強のベスト盤『38カラット・コレクション』を紹介!
儚さとロマン、そして気品あふれる彼らのサウンドをまだ体験したことのない方は人生損してる…!
…ってのはさすがに言い過ぎですが、そう言いたくなるくらい素晴らしいアーティストなんです。
恩に着せるつもりはないですが、いま偶然この文章を読んでいて、プリファブ・スプラウトを発見した方は超ラッキー♪
こんな(↑)名曲の数々がCD2枚にぎっしりと詰まっています!
しかし…!
CD2枚・全38曲を持ってしても必聴曲をフォローしきれない(!)のがビートルズ……じゃなくてプリファブ・スプラウトの凄いところ。
こんな名曲(↑)がベスト盤では聴けないなんて…!
もうオリジナル作を聴きたくなることが分かりきっているので、おすすめの4枚をあらかじめ挙げておきます。
私のイチオシは、一番上の『スティーヴ・マックイーン』なんですが…
全11曲のうち8曲がベスト盤に収録されている(!)ので(大盤振る舞いにも程がある…!)
重複具合を考慮すると、上から3番目『ヨルダン・ザ・カムバック』が良いかと思います♪
冒頭から名曲のオンパレードですが、個人的にはアルバム半ばの
- 「アイス・メイデン」(上の動画)
- 「パリ・スミス」
- 「ウェディング・マーチ」
の3曲が切れ目なく続くパートがかなり気に入っています♪
あぁ~これから「プリファブ初体験」できる方がうらやましいっ…!
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さいごに おすすめの洋楽ベスト盤を紹介!
最後にあと3枚だけ個人的に印象深いベスト盤を挙げてみると…
抜群のポップセンスが魅力!ライトニング・シーズ が1997年にリリースしたベストは、まぁ~よく聴きましたね…!
このあとオリジナル作もすべて集めましたが、ベスト盤にしか入っていない曲もあったので、なんだかんだよく再生していました。
マニア層からの支持も厚い ロバート・ワイアットの『ヒズ・グレイテスト・ミッシーズ』は、メロディアスで聴きやすい作品に特化した選曲になっています♪
さきほど紹介したフリー・ソウル・シリーズと近いコンセプトかな、と思いますね。
ソフトロックというジャンルの代表格アーティスト、ハーパース・ビザールのベスト盤は2曲目の「カム・トゥ・ザ・サンシャイン」に撃ち抜かれました…!
3rd『シークレット・ライフ』が特に有名ですが、他のアルバムも素晴らしい(!)ので、まずはベストから聴いてみてはいかがでしょうか♪
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