「サティスファクション」「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」など数々の名曲を残し、今もなお現役として活躍し続ける ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)!
2023年には待望の新作アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』をリリースし、世界中のリスナーを喜ばせてくれました。
今回はそんなローリング・ストーンズの名作アルバムの中から、特におすすめの5作品を厳選してご紹介していこうと思います!
いま聴いても新鮮に感じる名盤ばかりなので是非チェックしてみてくださいね♪
目次(コンテンツ)
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第5位『ブラック・アンド・ブルー』
1976年リリースの名盤『ブラック・アンド・ブルー』は、R&B、ジャズ、レゲエなどバラエティ豊かなサウンドを堪能できる一枚!
曲数は全8曲と少なく、全体的にアレンジもシンプルですが、
研ぎ澄まされた少数精鋭の名曲が並んでいる
という印象で聴き応えはバツグンですよ!
収録曲をいくつか紹介していくと…
アルバム冒頭を飾るのは、ファンキーなギター・カッティングが冴える人気曲「ホット・スタッフ」!
ストーンズの隠れた(?)名バラード「メモリー・モーテル」も聴き逃がせない作品です。
ストーンズは一般的に「60年代後半~70年代前半が全盛期」とされているのですが…
1976年リリースの本作『ブラック・アンド・ブルー』のように、それ以降も充実したアルバムをリリースしているんですよ。
この記事の最後で、70年代半ば以降の注目アルバムについて触れているので、もし気になった方はそちらも併せてチェックしてみてくださいね♪
第4位『スティッキー・フィンガーズ』
1971年リリースの『スティッキー・フィンガーズ』は、絶頂期のストーンズのほとばしる才気が伝わってくる一枚!
誰にも親しみやすいロックナンバーから滋味あふれるカントリーサウンドまで、充実の楽曲が並ぶ70年代ストーンズの代表作です。
収録曲をいくつか挙げていくと…
オープニング曲「ブラウン・シュガー」は、「これぞストーンズ!」と言いたくなる熱いロックナンバー!
じっくり聴かせるスローバラード「ワイルド・ホース」は、カントリーロックの旗手、グラム・パーソンズとも関わりの深い一曲。
グラム・パーソンズついては以下の記事で触れているので、よろしければどうぞ♪
ちなみに本作のアルバム・ジャケットには、ちょっと面白い工夫がされているんです。
ジャケット表側には本物のジッパーが取り付けられており、実際に開くことが出来る。
デザインは、アンディ・ウォーホルが手がけた。
出典:Wikipedia
ジッパーのアイディアも秀逸ですが、デザイン自体もワイルド&セクシーという印象でストーンズのイメージにピッタリですよね♪
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第3位『メイン・ストリートのならず者』
1972年リリースの名盤『メイン・ストリートのならず者』は、
- ブルース
- R&B
- カントリー
- ゴスペル
などストーンズのアメリカ伝統音楽への憧れがたっぷり詰め込まれた全18曲の超大作!
約70分の長尺ですが最初から最後まで全く緩むところがないエネルギッシュな作品です。
このアルバムをストーンズのベスト作に挙げるファンも多く、メンバーのキース・リチャーズも
最高傑作の一つと言えるだろうな
と過去に語っています。
収録曲をいくつか紹介すると…
アルバム冒頭の「ロックス・オフ」は、日本でもCMソングとして使われたキャッチーなロックナンバー!
人気曲「ダイスを転がせ」は、おおらかな中にも力強さを感じさせるサウンドが魅力!
聴いていると、アルバム制作を心の底から楽しんでいるメンバーの姿が目の前に浮かんでくるような、そんなポジティブなオーラが伝わってくる作品です!
第2位『ベガーズ・バンケット』
1968年リリースの『ベガーズ・バンケット』は、ストーンズ黄金期の幕開けを飾る記念すべき一枚!
前作『サタニック・マジェスティーズ』で披露したサイケデリック・サウンドが不評に終わり、やや勢いを失っていたストーンズにとって起死回生となった作品です。
※『サタニック~』については以下の記事で紹介しているので、よろしければどうぞ!
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ストーンズはこの後、
- レット・イット・ブリード(1969年)
- スティッキー・フィンガーズ(1971年)
- メイン・ストリートのならず者(1972年)
と傑作アルバムを連発することになるのですが、上記3枚に本作『ベガーズ~』を加えた4作品を「ストーンズ4大名盤」と呼ぶことも多いんです。
収録曲をいくつか紹介していくと…
アルバム冒頭の「悪魔を憐れむ歌」は、呪術的なムードを醸すアフロ・グルーヴが新鮮な名曲!
プライマル・スクリームなど後進アーティストにも大きな影響を与えた超重要作です!
反戦デモにインスパイアされて生まれた「ストリート・ファイティング・マン 」は、緊迫感みなぎるハードなロックナンバー!
音楽面のインパクトもさることながら「落書きだらけのトイレ」をモチーフにしたジャケットデザインも強烈です…!
第1位『レット・イット・ブリード』
1969年リリースの『レット・イット・ブリード』は、前作『ベガーズ~』で勢いに乗ったストーンズがさらなる飛躍を示した一枚!
アルバム制作中にギタリストのブライアン・ジョーンズが脱退(その後まもなく事故死)するトラブルもあった中、それによるネガティヴな影響を全く感じさせない充実のサウンドが披露されています!
収録曲をいくつか紹介していくと…
張り詰めたムードの漂う「ギミー・シェルター」は、ライヴで必ず演奏されるストーンズの定番ナンバー!
歌詞の内容は、
たった1発の銃弾で全てが終わっちまう
という反戦のメッセージが込められたシリアスなものになっています。
ミックの狂気じみたシャウトが炸裂する「モンキー・マン」も必聴です!
他の収録曲もバラエティ豊かな傑作ばかり(!)なので「ローリング・ストーンズをまだ聴いたことがない」という方は、まずはこの作品から聴いてみることをオススメします!
さいごに ローリング・ストーンズのおすすめアルバムを紹介
今回セレクトした5枚は全て60年代半ば~70年代半ばにリリースされた作品でしたが、それ以降のアルバムも少しフォローしておくと…
1978年リリースの『女たち』は、ストーンズ流ディスコ・ナンバー「ミス・ユー」などを収録!
華やかな魅力のあるアルバムなので、どなたにも親しみやすいと思います。
1981年リリースの『刺青の男』は、ストーンズの定番ナンバー「スタート・ミー・アップ」を収録!
「過去の作品のアウトテイクを元に制作された」というエピソードが信じられないほど充実した楽曲が並ぶ、80年代ストーンズの代表アルバムです。
ヴォーカルのミック・ジャガーと共に「ストーンズの二枚看板」として知られるギタリスト、キース・リチャーズのソロ作『トーク・イズ・チープ』(1988年)も必聴!
スウィートなソウル・チューン「メイク・ノー・ミステイク」は、私の大のお気に入りです。
全体的にメロウな印象ですが、力強いリズムとホーンセクションのおかげで、ただ甘いだけの曲に終わっていないところが最高…!
こういう曲調がお好みの方は70年代に活躍したR&Bシンガー、アル・グリーンの作品もぜひチェックしてみてください♪
という感じでまだまだ挙げられますが…、キリがなくなってしまうので今回はこの辺で。
もし「どれから聴けば良いか迷ってしまう…」という方は、まずはベスト盤から入るのもオススメですよ♪
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