「バスケット・ケース」「マイノリティ」などのヒット曲で有名なアメリカのロックトリオ、グリーン・デイ(Green Day)!
90年代に流行したメロコア・ブームの先駆者として、日本でもとても人気の高いグループです。
この記事では、そんなグリーン・デイの、
- プロフィール
- おすすめ人気曲
- おすすめアルバム
この3点についてまとめてみました!
目次(コンテンツ)
グリーン・デイの名曲・代表曲を紹介!
グリーン・デイとは?
まず最初にグリーン・デイとはどんなバンドなのか?について簡単にご説明します。
グリーン・デイは、アメリカ・カリフォルニア州のパンク・ロックバンド。
パンクバンドとしては史上初のグラミー賞の最高賞「最優秀レコード賞」を獲得。
パンク史においても重要な地位に位置づけられるバンドである。
メンバーは以下の3名。
- ビリー・ジョー・アームストロング(ボーカル&ギター)写真:中央
- マイク・ダーント(ベース&コーラス)写真:左
- トレ・クール(ドラムス)写真:右
出典:Wikipedia, Waner Music
グリーン・デイは、パンクロックの中でも「ポップパンク」「メロコア」を代表するバンドとして、90年代半ばに大ブレイク!
その後、90年代後半になると、
- ロカビリー・サウンド
- 壮大なストリングス
- アコースティック・バラード
などパンクロックの枠に収まらない幅広いアレンジを採り入れてどんどん進化していきます。
なので「パンク、メロコアは苦手だな…」という方も、ぜひ一度聴いてみてくださいね。
今回の名曲ランキングですが、
- ノリの良いロック系 7曲
- スローなバラード系 3曲
この2つのパートに分けて、計10曲をご紹介しようと思います。
それでは早速、ノリの良いロック系の人気曲から見ていきましょう!
【ノリの良いロック系】グリーン・デイのおすすめ人気曲ランキング7選!
1. バスケット・ケース / Basket Case
まずはグリーン・デイの初期の代表曲「バスケット・ケース」を紹介!
1994年リリースの本曲は「ポップパンクの理想形」と言いたくなる作品で、
- とびきりキャッチーなメロディ
- 無駄のないシンプルなアレンジ
- スピード感あふれるリズム
の3拍子がそろった、パンクだけでなく「90年代ロック」を代表する大傑作になっています!
2. マイノリティ / Minority
続いて紹介するのは、ファンの間でもとりわけ人気の高い名曲「マイノリティ」!
2000年にリリースされた本作は、骨太なロックサウンドをベースに、
- アコギの素朴な音色
- アイリッシュ風のフレーズ
なども取り入れ、初期のポップパンク路線とは一味違う進化したバンドの姿を見せています!
歌詞の内容も印象的で、
俺はマイノリティ(少数派)でいたいんだ
世間に認められたいなんて思わない
自分のやりたいようにやるんだ
という強い信念が高らかに歌われています。
3. アメリカン・イディオット / American Idiot
「反戦」をテーマにした2004年のアルバム『アメリカン・イディオット』のタイトル・ナンバーです。
曲調こそ明るいパンクロックという印象ですが、歌詞は
俺は愚かなアメリカ人になりたくないんだ
この国はどうかしてるよ
という強烈な政治的メッセージが歌われています。
4. ウェルカム・トゥ・パラダイス / Welcome To Paradise
「ウェルカム・トゥ・パラダイス」は、グリーン・デイの初期の代表曲!
歌詞は「家出少年から母へのメッセージ」という形式になっていて、
俺の今いる場所は、
スラムと呼ぶ奴もいるけど
すごくくつろげるんだ
「何をどう感じるか、なんて人それぞれ」と言っているかのようですね。
グリーン・デイの音楽には「常識をそのまま信じるな」というメッセージが通底しているように感じます。
5. ヒッチン・ア・ライド / Hitchin' a Ride
「ヒッチン・ア・ライド」は、ハードなロカビリー調のサウンドが印象的な1曲!
私はこの曲で、グリーン・デイに対するイメージがガラッと変わり、彼らの音楽に興味を持つようになりました。
イントロのヴァイオリンも最高! 個人的にはこの曲がグリーン・デイのナンバーワン作品です。
レトロ感あふれるミュージック・ビデオも秀逸なのでぜひチェックしてみてくださいね♪
6. リダンダント / Redundant
「リダンダント」は、切ないメロディが胸を打つラヴソングの傑作!
なにも言葉が出てこないよ
ただ「愛してる」じゃダメだろうし…
と恋人へ気持ちを上手く伝えられず悩んでいる様子が歌われています。
従来のパンクっぽいノリは無く、ほぼ「曲の良さ」だけで最後まで聴かせるところに、当時のバンドの充実ぶりが感じられます。
7. ロングヴュー / Longview
「ロングヴュー」は、大ヒットしたメジャーデビュー作『ドゥーキー』からの第1弾シングル!
気だるげな序盤のパートと、激しくシャウトするサビのコントラストが印象的ですが、歌詞は
退屈で仕方ない
やる気も出ない
どうにかしてくれよ
という若者の鬱屈した心情が描かれています。
さて続いて、スローなバラード系の名曲を見ていきましょう!
【スローなバラード系】グリーン・デイのおすすめ名曲ランキング3選!
1. ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス / Boulevard of Broken Dreams
「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」は、シリアスなムードの漂う壮大なロックバラード。
この曲でグリーン・デイは、グラミー賞の中でも最も権威があるとされる「最優秀レコード賞」を受賞しています。
歌詞は、繰り返し登場する「I walk alone」というフレーズが印象的で、
寂しさもあるけど、一人で生き抜いていくんだ
という決意・覚悟が感じられる内容になっています。
2. グッド・リダンス(タイム・オブ・ユア・ライフ)/ Good Riddance (Time Of Your Life)
「グッド・リダンス(タイム・オブ・ユア・ライフ)」は、アコギの弾き語りがメインの歌心にあふれた作品!
そこにアイリッシュ調の伸びやかなストリングスが絡み、さらに曲のムードが盛り上がっていきます。
ちなみに歌詞は、
転機がやってきた
この試練にベストを尽くすんだ
君の幸せを願ってる
と人生のターニングポイントを迎えた人へエールを送る内容になっているため、海外では卒業式・結婚式の定番ナンバーとして有名なんですよ!
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3. 21ガンズ / 21 Guns
「21ガンズ」は、情感たっぷりに歌われるスローバラード!
序盤はアコギメインで静かに始まりますが、サビになるとハードなギターと共に一気に盛り上がります!
定番のパターンかもしれませんが、やはり抗えない魅力を感じ最後まで聴いてしまいますね。
ちなみに元プロ野球選手の衣笠祥雄さんは、
「もし、いまバッターボックスに立つとしたら入場曲は何にする?」
という質問に、この曲を選んだそうですよ。
さて続いて、グリーン・デイのおすすめ名盤アルバムを見ていきましょう!
グリーン・デイのおすすめ名盤アルバムを紹介!
衝撃のメジャーデビュー作『ドゥーキー』
1994年リリースのメジャーデビュー作『ドゥーキー』は、全世界で1000万枚以上のセールスを記録した大ヒット作!
「メロコア」「ポップパンク」というジャンルを代表する大名盤で、
- 「バスケット・ケース」
- 「ウェルカム・トゥ・パラダイス」
- 「ロング・ヴュー」
など初期のグリーン・デイの人気曲がぎっしり収録されています!
バラエティ豊かな傑作『ニムロッド』
1997年リリースの『ニムロッド』は、バラエティ豊かな楽曲が楽しめるカラフルな傑作!
上のランキングで紹介した
- ロカビリー調の「ヒッチン・ア・ライド」
- センチメンタルな「リダンダント」
- アコースティック・バラードの傑作「グッド・リダンス(タイム・オブ・ユア・ライフ)」
など良曲がズラリと並んでいます。
さらに従来のメロコア風のサウンドが冴える「ナイス・ガイズ・フィニッシュ・ラスト」も聴きどころ!
『ニムロッド』は、代表作として扱われることは少ないアルバムなんですが…、個人的にはグリーン・デイのイチオシ作品。聴いて損なしの大傑作です!
反戦をテーマにした名盤『アメリカン・イディオット』
2004年リリースの『アメリカン・イディオット』は、反戦のメッセージが込められたシリアスな名盤。
サウンド面も、パンクの枠には収まらない多彩かつ完成度の高い楽曲がそろっていて、もはや貫禄を感じるほどです!
この作品には、上のランキングで紹介した
- 「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス」
- 「アメリカン・イディオット」
も収録されています。
最新のベスト盤『グレイテスト・ヒッツ:ゴッズ・フェイバリット・バンド』
「まだグリーン・デイを聴いたことがない」という方には、全キャリアから満遍なくセレクトされた最新のベスト盤『グレイテスト・ヒッツ:ゴッズ・フェイバリット・バンド』もオススメです!
さいごに グリーン・デイのおすすめ名曲・アルバムを紹介!
グリーン・デイの楽曲は、キャリアを経るごとにサウンドの幅が広がっていきますが、デビュー時から一貫しているのは、圧倒的にメロディセンスが良い、ということ。
シンプルだけど、何か心に引っかかるものがあるんですよね。
グリーン・デイが一発屋にならず、今も支持され続けている理由は、こうした普遍的な楽曲の良さにあるんだな、と改めて感じました。
ちなみにグリーン・デイと同じ90年代に活躍したランシドというパンクバンドをご存知でしょうか?
ランシドは、グリーン・デイと共作したりと繋がりの深いバンドなので、もし気になった方はぜひチェックしてみてくださいね♪
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