ピアノを弾きながら歌うロック・ミュージシャンって憧れますよね。
- 激しく鍵盤を叩く姿
- 切ないバラードを歌い上げる姿
このギャップに、私はいつもやられてしまいます。
そこで今回は、洋楽ピアノロックのおすすめアーティスト10選を
- 90年代以降にデビューしたアーティストから5選
- 50~80年代の定番アーティストから5選
この2パートに分けてご紹介したいと思います!
あまり有名でないミュージシャンも出てきますが、だまされたと思ってちょっとだけ聴いてみてください♪
本当に良いアーティストを厳選したので、ぜったい損はさせませんよ!
目次(コンテンツ)
【90年代以降】洋楽ピアノロックのおすすめアーティスト5選!
1. ベン・フォールズ・ファイブ(Ben Folds Five)
ベン・フォールズ・ファイヴは、90年代半ばにデビューしたアメリカ出身のロックバンド。
バンド名は ベン・フォールズ・ファイヴ ですが3人組です。
すごいパッションですよね…!
このスタンディングで激しく鍵盤を叩く姿は、この記事の最後でもう1回出てきますので、ちょっと覚えておいてくださいね♪
ヴォーカルのベン・フォールズは自分たちの音楽を「泣き虫野郎のパンク・ロック」と呼んでいました。
たしかにそう言われると、荒々しい演奏スタイルですが、メンバーの雰囲気にはどこかナード感があるような…
ベン・フォールズ・ファイブに興味を持った方は、
- デビュー作『ベン・フォールズ・ファイブ』
- セカンド作『ワットエヴァー・アンド・エヴァー・アーメン』
- ベンのソロ作『ロッキン・ザ・サバーブズ』
この3枚をチェックしてみてください!
2. ダニエル・パウター(Daniel Powter)
出典:Wikipedia
ダニエル・パウターは、1971年生まれのカナダ出身のシンガーソングライター。
2005年リリースのシングル「バッド・デイ」が全世界で大ヒットし、一躍トップミュージシャンの仲間入りを果たしました!
ピアノの弾き語りを中心とした音楽スタイルから「ピアノマン」と呼ばれることもあるダニエル・パウター。
ちなみに、この記事の後半では「元祖ピアノマン」も登場しますのでお楽しみに♪
彼の音楽を気に入った方は、まずはベスト盤『ベスト・オブ・ミー~ベスト・オブ・ダニエル・パウター』をオススメします!
3. ウーター・ヘメル(Wouter Hamel)
ウーター・ヘメルは、1977年生まれオランダ出身のジャズ・シンガー。
ジャズと聴くと「少し難しい…?」と思われるかも知れませんが、その心配はいりません♪
聴いていただくと分かりますが、かなりポップな仕上がりです。
こちらはそよ風のように爽やかな名曲「ブリージー」!
「イッケメ~ン」と言いたくなるミュージック・ビデオですよね♪
ウーター・ヘメルの音楽に興味を持った方は、2007年のデビュー作『ヘメル』がおすすめ!
ちなみにウーターをプロデュースしているベニー・シングスも素晴らしいソロ作品をリリースしています。
余談ですが、私は一時期ベニー・シングス関連の音源はすべて集めていたほど、彼の音楽にハマっていました!
名盤『ベニー・・・アット・ホーム』は本当に最高の仕上がり。おすすめです!
4. ヴァネッサ・カールトン(Vanessa Carlton)
出典:Wikipedia
ヴァネッサ・カールトンは、1980年生まれアメリカ出身のシンガーソングライター。
2002年にアルバム『ビー・ノット・ノーバディ』でデビューしています。
この曲はデビュー・アルバムからのシングル曲「サウザンド・マイルズ」
アメリカだけでなく、ヨーロッパやオーストラリアでもヒットしています!
ヴァネッサ・カールトンの音楽に興味を持った方は、まずは上で紹介した2曲を収録したデビュー・アルバムをオススメします!
5. フルード・オンシズ(Fluid Ounces)
フルード・オンシズは、ポップで美しいメロディを、ニューオリンズ風のピアノに乗せて演奏するアメリカのロック・バンド。
ちょっと知名度は低いんですが、音楽のクオリティは抜群ですよ!
曲のバラエティが豊かで聴いていて飽きることがありません!
弾むようなピアノが最高ですよね♪
おすすめアルバムは、デビュー作『イン・ザ・ニュー・オールド・ファッションド・ウェイ』
素晴らしい出来なので、ぜひチェックしてみてください!
さて、続いては50~80年代に活躍した洋楽ピアノロックのおすすめアーティストをご紹介したいと思います!
【50~80年代】洋楽ピアノロックのおすすめアーティスト5選!
1. ビリー・ジョエル(Billy Joel)
ビリー・ジョエルは、70~80年代に大活躍したアメリカを代表するシンガーソングライター!
彼は「ピアノ・マン」と呼ばれることもあり、同名のヒット曲もあるんです。
上で紹介したダニエル・パウターよりも、ずっと前から「ピアノ・マン」と呼ばれていたんですね♪
この曲は、まるでボブ・ディランのようなハーモニカの音色が印象的です。
他にもたくさんの名曲がありますが、日本で一番有名なのは名バラード「オネスティ」
「素顔のままで」も有名です!
ビリー・ジョエルの曲が気に入った方には、全盛期の名曲を集めたベスト盤『ビリー・ザ・ベスト』をおすすめします!
2. エルトン・ジョン(Elton John)
出典:Wikipedia
エルトン・ジョンは、70年代に大活躍したイギリス出身のシンガーソングライター。
名曲「僕の歌は君の歌(ユア・ソング)」を聴いたことのない方はいないと思います。
本当に素晴らしいメロディですよね…!
ちなみにエルトンはこの曲をわずか10分ほどで作曲した、という驚きのエピソードがあります。
エルトンはバラード調の曲だけでなく、
このようなロックンロール・ナンバーもバッチリ決めてくれます!
エルトン・ジョンの音楽に興味を持った方には、ベスト盤『ダイアモンズ~グレイテスト・ヒッツ』がオススメです。
3. ギルバート・オサリバン(Gilbert O'Sullivan)
ギルバート・オサリバンは、70年代に活躍したイギリス出身のシンガーソングライター。
ポール・マッカートニーを彷彿とさせるような素晴らしいメロディの名曲をたくさん残しています!
名曲「アローン・アゲイン」は、日本のテレビCMにも使われていたのでご存知の方は多いと思いますよ。
ギルバート・オサリバンと言えばバラード系のミュージシャンという印象ですが、こんなカッコいい曲もあるんです!
ギルバート・オサリバンの音楽に興味を持った方には、ベスト盤『ベスト・オブ・ギルバート・オサリバン』をオススメします!
4. ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)
出典:Wikipedia
ジョー・ジャクソンは、80年代に活躍したイギリスのミュージシャン。
ジャズの要素を取り入れた作品が多く、知的な企みに満ちた名曲をたくさん残しています。
こちらはビルボードチャート6位を記録したヒット曲「ステッピン・アウト」
「癌に気をつけろ」という曲もカッコいいです!
この2曲を含むアルバム『ナイト・アンド・デイ』は、都会的で洒脱なポップスが詰まった名盤。おすすめです!
5. ジェリー・リー・ルイス(Jerry Lee Lewis)
「ピアノ・ロック・ベスト10」の最後を締めるのは、1950年代後半に活躍したロックンローラー、ジェリー・リー・ルイス!
「ロックンロール初のワイルドな男」と呼ばれるほど、彼のプレイは豪快です!
こちらは代表曲「火の玉ロック」を演奏する動画になります。
初めは座って演奏していますが、ちょうど1分が経過した辺りで「もう我慢できない…!」とばかりに椅子から立ち上がり、テンションMAXの圧巻のピアノ演奏がスタート!
最初に紹介したベン・フォールズ・ファイブも、このジェリー・リー・ルイスの演奏スタイルにはかなり影響を受けたのではないでしょうか。
洋楽ピアノロック・その他のおすすめアーティスト
最後にベスト10に選べなかったアーティストを少しだけ紹介します!
1. ハリー・ニルソン(Harry Nilsson)
ハリー・ニルソンは、60年代後半~70年代にかけて活躍したアメリカのシンガーソングライター。
この「サイモン・スミスと踊る熊」という曲は、日本の兄弟デュオ、キリンジがカヴァーしていることでも有名です。
ニルソンは他にも名曲がたくさんあるので、もしこの曲を気に入った方は、以下の2作品をチェックしてみてください!
2. ニッキー・ホプキンス(Nicky Hopkins)
ニッキー・ホプキンスは、60年代に活躍したイギリスのミュージシャン。
ローリング・ストーンズのアルバムに、ピアノ演奏で参加していることでも有名です!
この曲を収録した名盤『夢見る人』のジャケットは、よく見ると「手の指」と「ピアノの鍵盤」がどこかおかしいような…?
3. トッド・ラングレン(Todd Rundgren)
トッド・ラングレンは、60年代後半から現在まで活躍し続けているアメリカの人気ミュージシャン!
傑出したメロディメイカーとして知られるトッドですが、演奏から録音まで全てを一人でこなす「元祖・宅録アーティスト」としても有名です。
代表作は、72年リリースの名盤『サムシング/エニシング』ですが、実験的でやや分かりづらい曲も含まれているため、まずはベスト盤から入ることをオススメします!
4. ビリー・プレストン(Billy Preston)
ビリー・プレストンは、60~70年代にかけて活躍したアメリカの人気ミュージシャン。
ビートルズ後期の名盤『レット・イット・ビー』『アビイ・ロード』にピアノで参加していることでも有名です!
→ 【みんなの感想】ビートルズ『アビイ・ロード』50周年記念盤の評価・評判は?
5. エリック・カズ(Eric Kaz)
エリック・カズは、70年代に活躍したアメリカの人気シンガーソングライター!
私は「オザケンの元ネタ」として彼の音楽と出会って以降、もう15年近く聴き続けています。
「なかなか良いな」と思われた方には、以下の2枚のアルバムをオススメします♪
さいごに 洋楽ピアノロックのおすすめアーティスト10選!
ちなみに、ちょっと意外かもしれませんが、ビートルズもピアノで激しくロックしている曲があるんですよ。
カッコいいですよね!このピアノはジョンが弾いているそうです。
ポールがピアノを弾いている曲も紹介すると、
軽快なノリが最高ですよね!
ビートルズの曲は、ピアノが効果的に使われているものが多いのでぜひチェックしてみてください!
あとは70年代を代表するシンガー・ソングライター、キャロル・キングも押さえておきたいところ。
こちらは「空が落ちてくる」という曲ですね。
他にも「イッツ・トゥー・レイト」など名曲がたくさんあります。
ビートルズと併せてぜひ聴いてみてください。
あともう1つだけ…!
80年代を代表するミュージシャン、プリンスが生前に残したピアノ弾き語り音源集『ピアノ&ア・マイクロフォン 1983』がかなり良い出来なんです。
ロックではないかも…ですがクオリティは最高です!
→ 【レビュー】プリンスの新作「ピアノ & ア・マイクロフォン 1983」未発表音源集
激しいロックから、繊細なバラードまで、ピアノロックの素晴らしさをぜひ堪能してくださいね!
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