90年代半ば頃、イギリスのロックシーンで大流行したブリットポップ。
日本でもおなじみのオアシスをはじめ、ブラー、パルプ、スウェードなどなど…
数え切れないほどのバンドがデビューし大いに盛り上がりました!
そこでこの記事では、
この2点についてまとめてみようと思います!
目次(コンテンツ)
ブリットポップとはどんな音楽? 特徴について
まず ブリットポップとはどんなムーヴメントだったのか? をご説明します。
ブリットポップは、1990年代に発生したイギリスのポピュラー音楽ムーブメント。
イギリスのロック黄金期の影響を受けたバンドが多くデビューし音楽界を盛り上げた。
参考:Wikipedia
もう少し具体的に説明すると、90年代イギリスの若手ミュージシャンたちが、
- ビートルズ
- ローリング・ストーンズ
- キンクス
のような自国のレジェンド・アーティストをお手本にして音楽を作り、それが大流行したということ。
基本的には「伝統回帰」なので「斬新さ」には欠けるイメージ…
なんですが…!
ブリットポップを熱心に聴いていたリスナーの多くは、当時10〜20代前半くらいの若者だったので、そもそも60年代の英国ロックをあまり知らない状態で オアシス や ブラー を聴き始めているはず。
なのでファン目線としては、ブリットポップに「保守的」という印象はなく、むしろ超新鮮な音楽として楽しんでいました(少なくとも私は)
そして、ここで音楽にハマった人の一部は、
「オアシスに影響を与えたビートルズってどんなバンドなんだろう?」
という風にルーツを遡っていったはずなので、若い音楽ファンにとっての「ロック入門編」としての役割も大きかったように思います。
さて、ここからはブリットポップのおすすめバンドをご紹介していこうと思います!
ブリットポップのおすすめ人気バンドまとめ!名曲・名盤も紹介!
オアシス
オアシスは、ギター&作曲の兄ノエル、ヴォーカルの弟リアムによるギャラガー兄弟を中心とした5人組バンド。
60年代ロックへの憧れをたっぷり詰め込んだ楽曲を、分厚い壁のようなギターサウンドに乗せて聴かせる音楽性が魅力です!
90年代当時の人気は絶大(!)で、日本の片田舎に住んでいるしがない高校生の親(← 音楽をあまり聴かない私の母)でも、オアシスという名前は知っているほどでした。
ちなみにヴォーカルのリアムは、腰の後ろで手を組んで歌うのがトレードマークなんですが…(上の動画を見るとわかりやすいです)
これをそっくりマネしている日本のロックバンドをテレビで観たことがありましたね。本当に懐かしい…。
ギャラガー兄弟のふてぶてしいキャラクターや、危なっかしい発言を連発するところもまた魅力的で…。とにかく何かと話題になるバンドという印象でした。
※ 今でもキャラは変わってないし発言も相変わらずですが、注目度が今とはまるで違いましたね。
でも、自分たちの音楽に自信があるからこそのビッグマウスなわけで、リスナー側も「言うだけのことはある」と思っていたんじゃないかな。
「まだオアシスを聴いたことがない」という方は、2ndアルバム『モーニング・グローリー』か、ベスト盤から聴き始めると良いと思います!
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ブラー
ブラーは、カラフルなポップセンスや、知的でシニカルな詞作が魅力の4人組。
メンバーのスタイリッシュなビジュアルも受け、上で紹介したオアシスの好敵手としてメディアに盛んに取り上げられていました。
この時期にリリースした作品で一番有名なのは3rdアルバム『パーク・ライフ』なんですが…
ひとつ前の2ndアルバム『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』や、
4thアルバム『ザ・グレイト・エスケープ』も聴いて損なしの仕上がり!
2000年代に入ってからは、活動休止期間もあり、メンバーのソロ活動が多かったのですが…
2015年には新作『ザ・マジック・ウィップ』をリリースし健在ぶりを見せつけています!
このジャケット(↑)良いなぁ。なぜかすごい好きなんですよね。
それはさておき「昔、有名だったバンド」ではなく、ちゃんと現役感のある「今のバンド」のサウンドになっていて、当時からのファンとしては嬉しくなります。
ライバル扱いだったギャラガー兄弟のソロ作は、確かに良いんだけど少しマンネリに感じることもあるので……
「今、どちらの新作を聴きたいか?」と問われれば、迷わずブラー(やメンバーの関連音源)を選びますね。
スウェード
官能的かつドラマティックなサウンドで、独自の存在感を発揮していたのがロンドン出身の5人組、スウェード。
この情感たっぷりのエモーショナルなギターと、ねっとり絡みつくようなヴォーカルを初めて聴いたときは度肝を抜かれましたね…!
「耽美的な」とか「デカダンな魅力」みたいなワードにはあまり反応しない私ですが、スウェードだけは当てはまりませんでした。
当時は、日本でもビジュアル系のバンドが流行ってましたが、聴いてみると…
- 歌謡曲的なメロディ
- ストレートなリズム
- しゃくりあげるヴォーカル
の組み合わせみたいな曲ばかりだったので、せっかく化粧までしてビジュアルにこだわるなら、スウェードみたいにサウンドでも色気を出せば良いのに、と思っていましたね。
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パルプ
パルプは、いかにも英国的なウィットを感じさせる歌詞や、ひねりの効いたポップセンスが魅力の5人組。
チープなシンセ・サウンドが印象的なシングル「コモン・ピープル」が大ヒットし一躍ブレイクを果たしました!
私はこの曲を最初に聴いたとき、正直あまりピンと来なかったんですが…(個人的な話ですみません)
上で紹介したブラーの大ヒットシングルに、気の抜けた(?)ディスコ風サウンドの「ガールズ&ボーイズ」という曲がありまして…
こういう曲と並べて聴いているうちに「音楽のカッコよさにも色々あるんだな…」と思い始め、気付けばお気に入りの一曲になっていましたね。
今の音楽シーンでは、こういうチープなサウンドがむしろ流行っていますから、若い方ならスッと馴染むのかもしれません。
レディオヘッド
レディオヘッドは、カリスマ的な魅力を持ったフロントマン、トム・ヨークを中心とした5人組。
彼らに関しては、ブリットポップ以降のアーティストというイメージもありますが…
大ブレイクした3rdアルバム『OKコンピューター』以前の作品は、わりと普通のロックサウンドだったんですよね。なので…
- 1stアルバム『パブロ・ハニー』
- 2ndアルバム『ザ・ベンズ』
辺りはブリットポップとして扱っても違和感はないと思います。
個人的には、ウェットなメロディの佳曲が揃った2nd『ザ・ベンズ』を推したいところ!
上の動画の「ハイ&ドライ」も収録されています。
普通に聴きやすいので、『OKコンピューター』を聴くと眠たくなってしまう がピンとこなかった方もぜひ聴いてみてください♪
ザ・ヴァーヴ
ザ・ヴァーヴは、孤高のヴォーカリスト、リチャード・アシュクロフトを中心とした5人組バンド。
上の動画の「ビター・スウィート・シンフォニー」が大ヒットしたことで話題になり、日本でも深夜テレビでミュージック・ビデオがよく流れていました。
リチャードが街ゆく人々にガツガツ(!)肩をぶつけながら歩く姿はインパクト抜群でしたが、曲自体はイマイチ聴きどころが分からず…
叙情的な魅力のある名曲「ソネット」や、
感傷的なメロディが心に染みる「ザ・ドラッグス・ドント・ワーク」
などの方が個人的にはお気に入りでした。
ちなみに今、この文章を書きながら聴いているのですが、なぜか当時よりもグッときてしまい困っています(いろいろ思い出して涙腺が…)。
「ビター・スウィート・シンフォニー」も良いじゃないか…。もう一度ちゃんと聴き直さなければ。
シャーラタンズ
シャーラタンズは、アメリカの伝統音楽からの影響を感じさせる楽曲を、グルーヴィーなリズムに乗せて聴かせる人気バンド。
ヴォーカルのティム・バージェスによる、どこか未成熟な匂いの残る歌声と、バンドの志向する渋めのサウンドのギャップが個人的にはたまらなく魅力的で、本当によく聴いていましたね。
当時は「歌が下手」とよく叩かれていて、聴いてみると「確かにそうだな」と思ったりするのですが……でも、そこも含めて良いんですよ!
メンバーがミュージック・ビデオで見せる表情も溌剌としていて、ただ街を歩いているだけなんですが、惹きつけられるものがあります。
スーパーグラス
スーパーグラスは、ヤンチャで愛嬌のあるキャラクターが魅力のロック・トリオ。
デビュー・シングル「コウト・バイ・ザ・ファズ」の躍動感あふれるサウンドは、間違いなく一聴の価値あり(!)なので是非チェックしてみてください♪
続く2ndアルバム『イン・イット・フォー・ザ・マネー』では、少し大人っぽくなったサウンドで新たな魅力を見せてくれました。
3rdアルバム『スーパーグラス』は、2ndの路線をさらに推し進めた大名盤!
当時スーパーグラスを聴いていた方は、この3枚のアルバムまではチェックしていたのでは? と思うのですが…
その後、数作を挟んでリリースされた2008年のアルバム『ダイアモンド・フー・ハ』が素晴らしいクオリティなんです!
デビュー時のヤンチャさは影を潜め、もはや貫禄を感じるほど!
ミュージックビデオの、カメラを固定した(?)ような演出も面白いですよ♪
ザ・ブルートーンズ
ザ・ブルートーンズは、ヴォーカルのマーク・モリスを中心としたロンドン出身の4人組。
爽やかなポップ・チューン「スライト・リターン」で鮮烈なデビューを果たし、同曲を収録した1stアルバム『エクスペクティング・トゥ・フライ』も大ヒットを記録しました。
続く2ndアルバムでは、腰の入ったグルーヴィーなサウンドに方向転換!
こちらはリード・シングル「ソロモン・バイツ・ザ・ウォーム」。アルバムジャケットも良い感じです。
さらにその後も、ソリッドなロックチューン「リキッド・リップス」など良い曲を結構リリースしているんです。
たまに思い出して聴くのですが、そのたびに「良いなぁ…」と思っていますね。地味だけどなかなかの名バンドなので、ぜひ聴いてみてください。
ポール・ウェラー
ポール・ウェラーは、70年代から活躍し続けているUKロック界の大御所アーティスト。
90年代の時点で、そこそこベテランな印象だったので、ブリットポップのアーティストというより、若手バンドたちの親分みたいなイメージでしたね。
上で紹介した「チェンジングマン」を含む名盤『スタンリー・ロード』は、貫禄充分のどっしりとしたサウンドと、滋味あふれるグッドメロディが噛み合った大傑作です!
ちなみにポール・ウェラーは、70年代はジャムというスリーピース・バンド、
80年代にはスタイル・カウンシルというポップ・デュオで活動していました。
ブー・ラドリーズ
ブー・ラドリーズは、名曲「ウェイク・アップ・ブー!」の大ヒットで知られるリヴァプール出身の人気バンド。
同曲に対するファンやメディアの評価は高く、
「史上もっとも気分が良くなる曲」として認定されるなど、バンド以上に知名度の高い曲である。
出典:Wikipedia
と絶賛されています!
弾けるようなメロディと少年のように澄んだ歌声を聴けば、この評価も決して大げさではないことが分かると思いますよ♪
ちなみに、この曲を収録したアルバム『ウェイク・アップ!』も素晴らしい仕上がり。
全体的にポップな印象のある作品ですが、個人的にはメロウ&サイケデリックな名曲「ジョエル」がお気に入りです。
同郷のビートルズを引き合いに出して称賛されることもある程の名盤なので、ぜひチェックしてみてください!
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アッシュ
アッシュは、10代の若さでデビューしたことで話題になったロック・トリオ。
60年代ロックからの直接的な影響はそれほど感じられないので、ブリットポップとして扱うのは「???」かもしれませんが……時期的にはピッタリなので入れちゃいました。
彼らの魅力は何と言っても、ヴォーカルのティム・ウィラーの作るメロディの素晴らしさ!
上の動画の「カン・フー」のようなポップな曲もあれば、センチメンタルな魅力に溢れた「サムタイムス」などもあり…
このティムの歌っているときの表情が(下がり眉なのも相まって)憂いに満ちていて、曲の雰囲気とピッタリ合っているんですよね。
他の曲もグッド・メロディのオンパレードなんですが、それだけにもうちょっとサウンドのセンスがなぁ、と思うこともしばしば。
メタル好きっぽいセンスが見え隠れするのは…まぁ良いとして、日本で言うところの「中二病」っぽさがサウンド…だけでなく
- ファッション
- CDジャケットのデザイン
- 演奏するときの振舞い
その他もろもろに微妙に漂っているように感じて勿体ないな、と思ってしまいます。(私だけかもしれませんが…)
ただ、あまり隙がなくなってもツマラナイ気もするし……というか、まさにそこがアッシュの人気の秘密なのかも。
な~んて色々言うのも好きだからこそ(!)なので、ファンの方がもし読んでいたら寛大な気持ちでお許し頂ければ幸いです。
ちなみに私が一番好きなのは「ワイルドサーフ」という曲。
アッシュのアルバムは初期作の方が充実していますが、まずはベスト盤で一通り聴いてみるのが良いと思います。
当サイトの「疾走感あふれるロックの名曲15選」という記事でも、アッシュをセレクトしているので、もしよければ読んでみてくださいね!
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オーシャン・カラー・シーン
オーシャン・カラー・シーン(以下OCS)は、ヴォーカルのサイモン・ファウラーを中心としたバーミンガム出身の人気バンド。
Wikipediaによると、
スモール・フェイセスやトラフィックに影響を受けたサウンド
とありますが、要はR&Bテイストの強いロックバンドの影響を受けている、ということですね。
と言っても分かりづらいと思うので、まずは聴いてみるべし!なんですが、まぁこのグルーヴの素晴らしさよ…!
上の動画は音が悪すぎなので、本当はこんなもんじゃないですよ。
この「ザ・リヴァーボート・ソング」という曲は、OCSが大ブレイクするきっかけになった名盤『モーズリー・ショールズ』に収録されています。
その後リリースしたアルバム『マーチング・オールレディ』も大ヒット!
上の動画はリードシングルの「ハンドレッド・マイル・ハイ・シティ 」ですが、これもカッコいいなぁ…ため息が出ちゃう。
さらにその後の活動でも、ポップに振り切った名曲「アップ・オン・ザ・ダウンサイド」などをリリースしています。
ずいぶん爽やかなサウンドになっていてビックリしたのを覚えていますね。
キャッチーな良い曲なのでケチをつけるとこなんて全然ないのに、なんか食い足りないと感じてしまうのは、以前のサウンドを知っているからだろうな…。
他のバンドの曲だったら「良いじゃん」と言ってる気もするので、キャリアの早い段階でピークに達すると常にそこと比較されて大変だろうな、と思ってしまいます。
ちなみに上で紹介した御大ポール・ウェラーと接点が多く、お互いの作品にゲスト参加したりもしているんですよ。
ティーンエイジ・ファンクラブ
ティーンエイジ・ファンクラブは、グラスゴー出身の人気ロックバンド。
彼らの魅力はなんと言っても、聴き手の心をグッと掴んで離さない圧倒的なメロディセンスにあります!
演奏面については、初期の頃(上の動画の「キャベツ」など)はかなりノイジーなんですが…
90年代半ば頃から、下の「ニール・ユング」(すごい曲名…)のように、60年代フォークロック風の聴きやすいものに変化しています。
どちらも割とシンプルで何気ない曲のように思えますが、なぜか耳に残るんですよね。
英語のわからない私が、鼻歌で自然と「フフフ~フ~フフン♪」とやってるくらいなので…
これは相当な……なにか魔力めいたものが秘められてる疑いがあります。
日本でも本当に人気の高いバンドなので、ご存じなかった方は今のうちに押さえておいてくださいね♪
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マーティン・ニューウェル
マーティン・ニューウェルは、一般的にはブリットポップという括りには入らない気もしますが…、私が個人的に好きなので無理やりねじ込みました。
でもサウンドは濃密すぎるほど60年代英国ポップ全開だし、リリースも1994年なので特に違和感はない…ですよね?
ちなみにプロデュースはXTCのアンディ・パートリッジが担当。XTCのアンディは……って説明すると長くなっちゃうので今回はやめます。
分かりやすく言うと、英国ポップファンがその名前を聞けば、条件反射的によだれを流す、ぐらいの存在です!
マーティン・ニューウェルが気に入ったら、XTCも絶対に気に入りますよ♪
一応、XTCのシングル集も。2枚組でボリュームがありますが捨て曲ゼロ。超おすすめです。
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デラミトリ
デラミトリは、ヴォーカルのジャスティン・カリーを中心としたグラスゴー出身のロックバンド。
懐かしさを感じるフォーク・ロック調のサウンドと、哀愁あふれるメロディが魅力です!
実は私はこの記事を書くまで、デラミトリのメンバーの動く姿を知らなかったんですよね。
今回、動画を見て「こんなワイルドな人だったのか…」と驚きました。
それはさておき、このいつ聴いても「良いな」と思えるような安定感バツグンのサウンドは(他に同じようなバンドなんていくらでもいそうなのに…)自分にとって本当に魅力的!
前述したブルートーンズのように、たまに突然、思い出しては聴き返しています。
ドッジー
ドッジーは、ヴォーカルのナイジェル・クラークを中心としたロンドン出身の3人組。
ザ・フーやスモール・フェイセスのような60年代のモッズ系ビートバンドの影響を感じさせるサウンドが魅力です!
でも、それだけに留まらず、上の「グッド・イナフ」のようなダンサブルな作品もあったりと芸風は多彩!
私はこの曲がもう好きで好きで…!ハッピーなヴァイブスが溢れているじゃないですか?
あとはこちらの「ファウンド・ユー」もお気に入り!
この2曲を収録した名盤『フリー・ピース・スウィート』は、他の曲もバッチリなので是非チェックしてみてください!
クーラ・シェイカー
クーラ・シェイカーは、まるで貴公子のようなルックスを持つフロントマン、クリスピアン・ミルズを中心としたロンドン出身の4人組。
グルーヴィーなロックサウンドと、インド音楽のエッセンスを融合した独自の作風で、他のバンドとは一線を画す強烈な存在感を放っていました!
とか言いつつ、個人的にはインド要素は別にどうでも良くて。メンバーのキレッキレの演奏が生み出すヤバすぎるグルーヴに惚れましたね…!
ご存じなかった方は、まぁ一度聴いてみてください。絶対に損はさせませんよ♪
プライマル・スクリーム
プライマル・スクリームは、ヴォーカルのボビー・ギレスピーを中心としたグラスゴー出身のロックバンド!
彼らはアルバムごとに、
- フォーク・ロック
- ガレージ・ロック
- アシッド・ハウス
- アメリカン・ルーツ・ロック
- ダブ
などサウンドの方向性がガラッと変わるのが特徴なんです。
プライマルのアルバムを順番に聴いていくだけで、様々な音楽を知ることが出来るので、もし1曲でも気に入るものがあれば、他の曲にもチャレンジしてみてくださいね。
まずは上の動画の「ロックス」が分かりやすいのでオススメです!
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マニック・ストリート・プリーチャーズ
マニック・ストリート・プリーチャーズは、いかにも日本人の琴線に触れそうなグッとくるメロディを聴かせてくれる大人気バンド!
流麗なストリングスをフィーチャーした名曲「エヴリシング・マスト・ゴー」は、テレビCMで使われていたので聴いた事のある方も多いはずですよ♪
冒頭の「ドン・ド・ドン・タン♪」というドラムフレーズと、壁のように分厚いゴージャスなサウンドを聴けば、60年代の音楽ファンは「ウルッ…」ときてしまうかも?
オアシス、トラヴィス、コールドプレイなどが好きな方はぜひ聴いてみてくださいね!
ステレオフォニックス
ステレオフォニックスは、ヴォーカルのケリー・ジョーンズの野太い歌声が魅力!
骨太なサウンドやキャッチーなメロディセンスも秀逸で、デビュー時からすでに大物の風格を漂わせていました。
上の動画「サウンザンド・ツリー」はデビュー・アルバム『ワード・ゲッツ・アラウンド』に収録されています。
ちなみに次作『パフォーマンス・アンド・カクテルズ』もかなり良い作品。個人的にはこちらの方がよく聴きましたね。
ライトニング・シーズ
ライトニング・シーズは、私の月イチぐらいしか呟かない実質停止中のツイッターで少しだけ触れているのですが…
本国イギリスではサッカー応援ソング「スリー・ライオンズ」の大ヒットで知られているライトニング・シーズ
私はスポーツに疎いので、どの程度の浸透ぶりか?分からないのですが…
他にも「ラッキ・ユー」など名曲多数(!)なので、ポップな音楽が好きな方はぜひ!https://t.co/SenA4BP3sQ
— カワタ@洋楽好き (@kawata_music) July 17, 2020
ちなみに「スリー・ライオンズ」はこんな曲ですね。
私はこの曲はそんなにハマらなかったのですが…
最初の動画「レディー・オア・ノット」は、アルバム『ディジー・ハイツ』に収録されています。まずはこの作品がおすすめ!
もし気に入ったら、次作『ティルト』とベスト盤を聴くのが良いと思います!
マンサン
マンサンは、日本のロックバンド、ラルク・アン・シエルに似てる!という声も多かったグループ。
マンサンちょっとラルクっぽいよね
— 紗南 (@plastic370) January 25, 2017
たしかにこの ひっくり返るような(?)歌い方とか、あと顔立ちも少し似てるような気がします。
上の動画「シックス」は、2ndアルバム『シックス』に収録されているので気になった方はチェックしてみてください!
エラスティカ
エラスティカは、ブリットポップ勢の中では珍しく60年代色の薄い、ニューウェーヴ系のクールなサウンドが魅力!
ちなみにヴォーカルのジャスティーンは、この記事の2番目で紹介しているブラーのフロントマン、デーモンと交際していたことも有名です。
当時はゴシップ的に取り上げられることも多かったですが、音楽面だけに注目すると「ブラーよりカッコいいじゃん」と言う人も結構いましたね。
ムーヴァー
ムーヴァーは、60年代に活躍した名バンド、スモール・フェイセスにも通じるR&Bテイストの強いロック・サウンドが魅力!
どの曲もキャッチーだし演奏もバッチリ!なんですが、本当の60年代のロックと比べるとやはり物足りない…と感じるのはなぜなんだろう?
良く出来すぎていて破綻がなさすぎるからなのか? もちろんムーヴァーだけでなくブリット・ポップ全般に言えることですが…
音楽に限らずどの分野でも昔のスターや名作ってすごく「濃い」というか良くも悪くも「アクが強い」ですよね。
…とか文句を言いつつ、けっこう楽しんで聴いています!
ノーザン・アップロアー
ノーザン・アップロアーは、10代の若さでデビューし「オアシスの弟分」として扱われていたグループ。
当時からそこまで大きな扱いは受けていなかったのですが、個人的にけっこう気に入ってました。
セールス的にはデビューアルバムの方が有名ですが、上の動画「エニウェイ・ユー・ルック」を収録した2nd『イエスタディ・トゥモロウ・トゥデイ』の方が良い出来だと思います!
どうでもよい話ですが、ヴォーカルのレオンが私の祖母とそっくりなんですよね。それで愛着が湧いたのかもな。
メンズウェア
メンズウェアは、日本でもけっこう話題になったわりに今ではほぼ誰も話題にすることのない悲しいバンド…。
こちらの Wiki にもある通り
デビュー前にしてメディアから「ブリットポップ期待の大型新人バンド」として、大きく取り上げられるというハイプ現象を巻き起こした。
「マスコミによって作られたスター」というイメージが災いしたのか、音楽面をちょっと軽く扱われてしまうところがありましたね。
でも1stアルバム『ニューサンス』は普通に良い内容で、私はたまにすごく聴きたくなるんですよ。
地元の中古CD店で50円(!)で買いましたが充分すぎるほど元は取れました…って値段はどうでも良いですね。
スペアミント
スペアミントは、ブリットポップとして語られることは余りないのですが…、私の激推しバンドなので当サイトで隙あらば紹介しています!
青春感たっぷりの甘酸っぱいメロディをダンサブルなビートに乗せて聴かせる「ア・トリップ・イントゥ・スペース」はとくにお気に入りの一曲ですね。
アルバム『ア・ウィーク・アウェイ』も素晴らしいクオリティなので、ぜひ一家に1枚備えておいてください!
さいごに ブリットポップについて
思いつくまま挙げてみましたが、中には「これブリットポップに入るの?」というアーティストもいるかもしれません。
それも全ては、なるべく良いアーティストを紹介したい、という一心から来るものなのでご容赦いただければ幸いです。
※ とは言え基本的には、そんな見当違いのアーティストは入っていないはず。
忘れているアーティストも沢山いると思うので、思い出し次第追加していこうと思います。
最後にオアシス、ブラーほど有名じゃないけど、個人的に超おすすめ のバンドを挙げると、
この5組は「間違いない!」と断言します。
ブリットポップは「玉石混交」という印象も強いですが、今回紹介したアーティストは「玉」ばかりなので、ぜひチェックしてみてください♪
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