「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」など数々の名曲を残し、今でも世界中で大人気のザ・ビートルズ(The Beatles)!
2023年にはAIを駆使してジョン・レノンの声を蘇らせた新曲「ナウ・アンド・ゼン」がリリースされ大きな話題になりました。
今回はそんなビートルズの名曲・代表曲の中から20曲をセレクトし
この2つのパートに分けてご紹介したいと思います。
また記事の最後では、ビートルズの 隠れた名曲ベスト5 もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
目次(コンテンツ)
- ポップで軽快なビートルズの名曲ベスト10
- 第10位 ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day's Night)
- 第9位 キャント・バイ・ミー・ラヴ(Can't Buy Me Love)
- 第8位 シー・ラヴズ・ユー(She Loves You)
- 第7位 ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(Got To Get You Into My Life)
- 第6位 レディ・マドンナ(Lady Madonna)
- 第5位 ゲット・バック(Get Back)
- 第4位 ペニー・レイン(Penny Lane)
- 第3位 オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Ob-La-Di, Ob-La-Da)
- 第2位 ペイパーバック・ライター(Paperback Writer)
- 第1位 ヘルプ!(Help!)
- スローで切ないビートルズの名曲ベスト10
- ビートルズの隠れた名曲5選
- さいごに ビートルズの名曲ベスト20
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ポップで軽快なビートルズの名曲ベスト10
第10位 ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day's Night)
「ハード・デイズ・ナイト」は、映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の主題歌にもなった初期の代表曲!
誰もが知っているイントロの「ジャーン!」を聴けば、一瞬でビートルズの世界に引き込まれてしまいますよ♪
第9位 キャント・バイ・ミー・ラヴ(Can't Buy Me Love)
ポールの強烈なシャウトで勢いよくスタートする「キャント・バイ・ミー・ラヴ」は、ポップでノリの良い作品!
ポールは2018年のワールドツアーでもこの曲をバッチリ決めてくれました!
第8位 シー・ラヴズ・ユー(She Loves You)
初期ビートルズの若々しい魅力が弾けた「シー・ラヴズ・ユー」は、疾走感あふれるロックナンバー!
「ツカミはOK!」と言いたくなる「サビ始まり」の曲構成は、60年代当時とても斬新なものでした!
第7位 ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(Got To Get You Into My Life)
華やかなホーン・セクションが魅力的な「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」はビートルズ中期の傑作!
この曲は、70年代に大活躍した大所帯ファンクバンド、アース・ウィンド & ファイアー がカヴァーしていることでも有名なんですよ♪
第6位 レディ・マドンナ(Lady Madonna)
軽やかなピアノの音色に思わず胸がおどる「レディ・マドンナ」は、ビートルズ後期の代表曲!
この演奏を聴いて少しもテンションが上がらない方は、ちょっとだけ疲れているのかもしれませんよ♪
第5位 ゲット・バック(Get Back)
「ゲット・バック」は、ポールの「戻ってこい!」という熱いシャウトが印象的なロックナンバー。
これは誰に向けられた言葉なのか?と言うと…
当時、ビートルズの活動に興味を失っていたジョンではないか、と言われています。
バンド存続を強く願っていたポールの切実な想いが胸に響く作品です。
第4位 ペニー・レイン(Penny Lane)
「ペニー・レイン」は、ポールのメロディメイカーとしての才能が堪能できる傑作ナンバー!
ちなみに曲名は、ビートルズの出身地リヴァプールにある通りの名前から採られています。
個人的には、開始1分付近から始まるトランペットの演奏がお気に入りです♪
第3位 オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Ob-La-Di, Ob-La-Da)
「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」は、ビートルズ唯一のレゲエ・ソングと評される作品。
それにしても曲名の「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」ってなんだか不思議なフレーズですよね。
一体どんな意味なのか?調べてみたところ…
「アフリカのヨルバ族の言葉で『人生は続く』の意」
……という説もあるんですが、実際はハッキリしていないようなんです。
でも語呂も良いですし、言葉遊びのような楽しさがありますよね♪
第2位 ペイパーバック・ライター(Paperback Writer)
「ペイパーバック・ライター」は、ひずんだギターの響きに思わず「ゾクッ…」となる迫力満点のロックナンバー!
初期の作品よりもノイジーでパワフルなサウンドに注目してください!
第1位 ヘルプ!(Help!)
ジョンの強烈なシャウトで始まる「ヘルプ!」は、初期ビートルズを代表する名曲!
ポップで明るい曲調ですが、歌詞は意外にも…
加熱するビートルズ人気に、自分を見失いそうになったジョンの悲痛な叫び
が歌われています。
ちなみにこの曲は「開運!なんでも鑑定団」のテーマ曲としても使われていたことも有名です♪
さて、続いてスローで切ないビートルズの名曲ベスト10を紹介していこうと思います!
音楽の教科書にも載っている超有名バラードも登場しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
スローで切ないビートルズの名曲ベスト10
第10位 ミッシェル(Michelle)
ビートルズ中期の名盤『ラバー・ソウル』に収録された「ミッシェル」は、甘いムードの漂うロマンティックな作品。
冒頭のフランス語のパートは、
「ミッシェル ぼくの美しい人 とてもよく似合う言葉だ」
という内容が歌われています。
フランス語の持つ独特の語感が、曲をよりムーディーなものにしていますよね♪
第9位 ガール(Girl)
「ガール」は、美しいメロディと、それを気怠そうに歌うジョンのヴォーカルが印象的!
この曲は「息継ぎ」の音が大胆にサウンドの一部として使われていることも有名です。
気まぐれなアイディアだったのかもしれませんが、
音楽として聴いたときにちゃんと成立している
のが本当にスゴいな、と聴くたびに思います。
第8位 ブラックバード(Blackbird)
アコースティック・ギターの音色が切ない「ブラックバード」は、ビートルズ後期の代表曲!
歌詞では「黒人女性の人権解放」を願うポールの切実な想いが歌われています。
それほど派手ではないですが根強いファンの多い曲で、今でもポールのライブではよく演奏される作品です。
第7位 ノルウェーの森(Norwegian Wood)
「ノルウェーの森」は、シタールのエキゾティックな音色が印象的な作品。
それにしても「ノルウェーの森」ってなんだか不思議な曲名ですよね。
実はこの日本語タイトル、「誤訳じゃないの?」と言われることも多いんです。
作者のポールによると「Norwegian Wood」は、
ノルウェー産の木材、松の木のことだよ。安物の松材さ。
でも「安物の松材」じゃタイトルにならないだろ?
出典:Wikipedia
ちなみに当時のポールの彼女の家は、全てこの「安物の松材」で作られていたのだそう。
そこに着想を得て作られた歌詞、ということなんですね♪
第6位 サムシング(Something)
「サムシング」は、ジョージ・ハリスンのビートルズ時代の最高傑作!
この曲によってジョージは「ジョンとポールの影に隠れた存在」というイメージを完全に払拭した、と言っても過言ではありません。
ここで得た勢いはその後のソロ活動にも引き継がれ、名盤『オール・シングス・マスト・パス』が生まれることになります!
→ ジョージ・ハリスンの名曲ベスト10【ビートルズ~ソロ時代の代表曲】
第5位 ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア(Here, There And Everywhere)
「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」は、ポールがビートルズ時代の自分の最高傑作と語る作品!
ちなみにこの曲は、アメリカの人気バンド、ビーチ・ボーイズの「神のみぞ知る」に刺激を受けて作られた、というエピソードもよく知られています。
第4位 レット・イット・ビー(Let it Be)
「レット・イット・ビー」は、ビートルズの最後のシングルになった作品。
この曲は天国にいるポールの母親が、ビートルズ解散の危機に落ち込んでいる息子へ
「あるがままを受け入れなさい」
とアドバイスをしたことで生まれた、という話も有名なんですよ。
第3位 ヘイ・ジュード(Hey Jude)
「ヘイ・ジュード」は、1968年のビルボード・チャートで年間1位に選ばれた大ヒット曲!
この作品はポールが、ジョンの息子ジュリアンをなぐさめるために作った、というエピソードがよく知られています。
一体どういうことか?と言うと…
ジョンと妻のシンシア(オノ・ヨーコの前の妻)が離婚することになり、ジュリアンがとても悲しんでいたそうなんですね。
それを見たポールが「元気を出せよ」というメッセージを込めて、この曲をジュリアンに贈ったということなんです。
第2位 イン・マイ・ライフ(In My Life)
「イン・マイ・ライフ>」は、ノスタルジックなムードが印象的なビートルズ中期の名作!
作者のジョンはこの曲を「故郷のリヴァプールを思い出しながら作った」と語っています。
個人的には、1分30秒付近から始まる間奏パートが特にお気に入り!ぜひ聴いてみてくださいね。
第1位 イエスタデイ(Yesterday)
「イエスタデイ」は、ビートルズの全作品の中でも1, 2を争う知名度を誇る大ヒット曲!
この曲はポールが「夢の中でメロディを思いついた」というユニークなエピソードも有名なんですよ。
日本でも音楽の教科書にも採用されるなど、国や世代を超えて愛される永遠のスタンダード・ナンバーです!
さて、続いてビートルズの隠れた名曲ベスト5をご紹介していこうと思います!
ジョンが亡き母への想いを歌った名曲も登場しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ビートルズの隠れた名曲5選
第5位 ヘイ・ブルドッグ(Hey Bulldog)
「ヘイ・ブルドッグ」は、イントロのピアノが痺れるほどカッコいいビートルズの隠れた名曲!
この曲はジョンの話によると、制作当時あまりに忙しかったことから、ほとんど即興的に作られたのだそう。
即興でこのクオリティって、ちょっと信じがたいですよね…!
全盛期のビートルズの才気煥発ぶりが伝わってきます。
ちなみに曲の終盤の「犬の吠える声」はポールによるもの。こういうユーモアも素敵ですよね♪
第4位 ユア・マザー・シュッド・ノウ(Your Mother Should Know)
「ユア・マザー・シュッド・ノウ」は、サントラ盤『マジカル・ミステリー・ツアー』にひっそりと収められた知られざる良曲!
独特のコーラスワークが生むミステリアスな世界観が素晴らしく、ポールのメロディメイカーとしての冴えっぷりも際立っています!
ちょっと地味なイメージのある曲ですが、絶対に聴いて損はありませんよ♪
第3位 フォー・ノー・ワン(For No One)
「フォー・ノー・ワン」は、素晴らしいクオリティなのに、なぜかあまり知られていない(!)ため、当サイトのビートルズ関連の記事でたびたびプッシュしている作品。
この記事を読まれている方は、この曲だけは覚えて帰ってくださいね♪
第2位 ロッキー・ラクーン(Rocky Raccoon)
「ロッキー・ラクーン」は、ビートルズ後期の名盤『ホワイト・アルバム』の収録曲。
この作品も、その素晴らしさに対して知名度があまりにも低いのですが…
- ラフに崩したボーカル
- 絶妙なハーモニー感覚
- 途中のアップテンポになるパートの素晴らしさ
など聴きどころが盛り沢山なんですよ♪
第1位 ジュリア(Julia)
「ジュリア」は、今にも消え入りそうなジョンの歌声が印象的な作品。
この曲は、ジョンが交通事故で他界した最愛の母への想いを歌っていることで有名です。
そうした背景を知ると、感傷的なメロディがより心に響いてきますよね。
さいごに ビートルズの名曲ベスト20
今回のビートルズの名曲ベスト20(+隠れた名曲5選)は、
音楽マニアではなく、一般リスナーが聴いて「良い曲だな♪」と思える
という点を重視して選んでみました。
なのでビートルズの大きな魅力である
- 実験的、前衛的なアレンジ
- サイケデリック・サウンド
などを感じられる作品がやや少なめになっています。
もしこういった作品に興味がある方は、ビートルズの中期~後期のオリジナル・アルバムを、ライナーノーツ(CDに付属している解説書のこと)を読みながら聴くと良いと思いますよ♪
こちら(↓)の記事の中でビートルズのサイケ路線の作品を(少しですが…)ご紹介しているのでよろしければどうぞ!
もし「ビートルズの最初の一枚」を決めかねているのなら、初期の活動をまとめたベストアルバム『赤盤』がとっつきやすいのでオススメです♪
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