そっくり? ビートルズに強い影響を受けた洋楽アーティストまとめ

 

バンド解散から50年近く経った現在でも、世界中で熱烈な支持を受けているザ・ビートルズ!

 

人気の理由はたくさんありますが、なかでも

ビートルズ作品の持つ美しいメロディやハーモニー

に心惹かれる方が多いのではないでしょうか?

 

そこでこの記事では、ビートルズ風のサウンドを作り出す

ビートルズから強い影響を受けた洋楽アーティスト

を年代別にご紹介していこうと思います。

 

まずは60~70年代に活躍したアーティストから見ていきましょう!

 

 

目次(コンテンツ)

 

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【60~70年代】ビートルズに強い影響を受けた洋楽アーティスト

バッドフィンガー(Badfinger)

No Matter What (Remastered 2010)

 

バッドフィンガーは、ビートルズが設立したアップル・レコードからデビューしている4人組バンド。

 

ポール・マッカートニーから楽曲の提供を受けていたりと、実際にビートルズとの関わりも深いグループです!

 

パイロット(Pilot)

Pilot - Magic (1975)

 

ビートルズ・メロディを受け継ぐバンドの中でも、とびきりポップな作風なのがイギリスの4人組、パイロット!

 

これほど親しみやすい音楽性にも関わらず、やや知名度が低いのは、

あまりにポップ過ぎて、コアなロックファンから軽視されてしまった、

というところも大きいと思います。

 

傑作デビューアルバム『パイロット』は全ポップファン必聴ですよ♪

 

ラズベリーズ(Raspberries)

I Wanna Be With You

 

ラズベリーズは、王子様のようなルックスのエリック・カルメンが率いるアメリカの4人組。

  • ビートルズのメロディ
  • ビーチ・ボーイズのハーモニー
  • ローリング・ストーンズのハードなギター

を併せ持つバンド、と評されることもありますが、それも決して言い過ぎではない、ということは聴いてもらえばわかるはず!

 

現在パワーポップと呼ばれる音楽ジャンルの元祖と言っても良い名バンドです!

 

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エミット・ローズ(Emitt Rhodes)

With My Face On The Floor

 

ポール・マッカートニー直系の美しいメロディを次々に生み出す、アメリカの天才シンガーソングライター、エミット・ローズ。

 

私は彼の音楽を聴くたび「ポール・マッカートニーよりポール・マッカートニーだな…」という謎の感想をもらしそうになります…

 

もしあなたが、

  • ビートルズ中期の傑作『ラバー・ソウル』
  • ポール・マッカートニーのソロ作『ラム』

などをお好みならば、まず間違いないはずなので是非チェックしてみてくださいね。

 

ムーヴ(Move)

Beautiful Daughter

 

ムーヴは、鬼才ロイ・ウッドが率いるイギリスのロックバンド。

 

やや過小評価されているきらいがありますが、上の動画「ビューティフル・ドーター」をはじめポップな名曲をたくさん残しているんですよ♪

 

エレクトリック・ライト・オーケストラ(Electric Light Orchestra)

ELO - Strange Magic (2012 Rerecording)

 

エレクトリック・ライト・オーケストラ(通称 ELO)は、熱烈なビートルズ・ファンとしても知られるジェフ・リンを中心とした音楽ユニット。

 

ジョージ・ハリスンの未完成だった遺作を、ジョージの息子ダーニとともに仕上げるなど、実際にビートルズとも関わりの深い人物です。

→ ジョージ・ハリスンのおすすめアルバム3選

 

ELOは本当に名曲が多いので、まずはベスト盤で一通り代表曲を聴いてみることをおすすめします!

 

ちなみに2001年リリースのアルバム『ズーム』も、全盛期の作品に引けを取らない大傑作!

02 - Electric Light Orchestra - Moment In Paradise

 

もしベスト盤を気に入ったらこちらも併せてどうぞ♪

 

チープ・トリック(Cheap Trick)

i'll be with you tonight

 

10cc

10cc - I'm Not In Love

 

ビートルズのメロディセンスだけでなく、実験精神も受け継いだのがイギリスの音楽ユニット、10 cc(読み方はテン・シー・シー)。

 

1975年リリースの名曲「アイム・ノット・イン・ラヴ」は、おそらくほとんどの方が一度は耳にしたことがあるはずですよ♪

 

スタックリッジ(Stackridge)

Fundamentally Yours

 

スタックリッジは、70年代に活躍したイギリスのロックバンド。

 

ジャンル的にはプログレッシブ・ロックに分類されることも多いのですが、それほどプログレ感は強くないので、普通にポップス・ファンも抵抗なく聴けると思います。

 

とくに彼らのサード・アルバム『山高帽の男』は、ポップマニアの心をワシ掴みにする大名盤なので未聴の方は是非チェックしてみてください!

 

ゴードン・マイケルズ(Gordon Michaels)

Gordon Michaels - Stargazer .1979

 

アメリカの隠れた名シンガーソングライター、ゴードン・マイケルズもおすすめ!

 

ポール・マッカートニー印のメロディと、ジャジーで洗練されたアレンジの融合を楽しめる作品です♪

 

ザ・キー(The Key)

The Key - The Farmer And The Fisherman

 

ザ・キーは、ドイツ人のフォルカーとイギリス人のアランによる2人組ユニット。

 

彼らが1978年にリリースしたデビュー作『フィット・ミー・イン』は、ビートルズにも負けない流麗なメロディが次々に飛び出す隠れた大名盤なんです♪

 

上の動画「ザ・ファーマー・アンド・ザ・フィッシャーマン」以外にも、「レイジー・バード」など珠玉の名曲がズラリ!

The Key — Lazy Bird

 

このアルバムは絶対に聴いて損なしと保証しますよ♪

 

続いて80年代に活躍したアーティストをご紹介していこうと思います!

 

 

【80年代】ビートルズに強い影響を受けた洋楽アーティスト

XTC

Vanishing Girl (2001 Mix)

 

XTCは、80年代のイギリスが誇る最高のポップバンド!

 

ビートリッシュなメロディと、チャレンジングな音作りが高い次元で融合した音楽性に、同業のミュージシャンからの支持も高いことで有名です。

 

この曲は、彼らの変名プロジェクト、デュークス・オブ・ストラトスフィア(The Dukes of Stratosphear)の作品。

 

60年代のサイケデリック・ポップを再現したような名曲です!

 

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トッド・ラングレン(Todd Rundgren)

Utopia - 'I Just Want to Touch You' (Beatles Homage)

 

クラウデッド・ハウス(Crowded House)

Crowded House - Don't Dream It's Over (Official Music Video)

 

クラウデッド・ハウスは、ニール・フィンが率いるオーストラリアのロック・バンド。

 

ビートルズ直系のグッドメロディを次々に生み出すポップメイカーとして高い評価を受けています!

 

ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears For Fears)

Tears For Fears - Sowing The Seeds Of Love

 

エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)

Veronica

 

英国ロック界の大御所、エルヴィス・コステロが1989年にリリースした作品です!

 

この「ヴェロニカ」という曲は、ポールマッカートニーと共作したことでも有名!

 

「いかにもポール」という感じはなくコステロ色が強い印象ですが、とびきりポップな名曲に仕上がっています!

 

ちなみにポールのソロ・アルバム『フラワーズ・イン・ザ・ダート』にもコステロとの共作が含まれているんです。

 

以下の記事で紹介しているので良ければチェックしてみてくださいね♪

→ ポール・マッカートニーのソロ名盤ベスト5

 

さて続いて90年代以降に活躍したアーティストを見ていきましょう!

 

【90年代以降】ビートルズに強い影響を受けた洋楽アーティスト

ジェリーフィッシュ(Jellyfish)

Joining A Fan Club

 

ジェリーフィッシュは、90年代の音楽ファンなら誰もが知っている伝説のポップバンド!

 

ビートルズ、クイーンなどの英国ポップの最良の部分を抽出したようなサウンドは、音楽ファンの心をがっしり捉え、日本でもたくさんのクラゲ・マニアが生まれました。

 

彼らが残した2枚のアルバムは、今も多くのファンから愛され続けているんですよ♪

 

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オアシス(Oasis)

She's Electric (Remastered)

 

90年代イギリスが生んだ最強のロックバンド、オアシス!

 

兄弟ゲンカやトラブルなど音楽以外の話題が多いことでも有名ですが…、彼らの真価はその高い音楽性にある、ということは間違いありません。

 

今回は名盤2nd『モーニング・グローリー』に収録された、ビートルズ愛あふれる名曲「シーズ・エレクトリック」を紹介します!

 

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ファウンテインズ・オブ・ウェイン(Fountains Of Wayne)

Mexican Wine

 

パワーポップ系のバンドでは異例(?)の世界的なブレイクを果たした、ファウンテインズ・オブ・ウェイン。

 

ずいぶん前の話ですが、フジロックで(メインステージではないものの)トリを務めていましたね。

 

デビュー時から応援していたので「本当に売れたんだな…」とそのとき実感したのを覚えています。

 

その後、津村記久子さんの小説の中で彼らの名前を見つけたときは「ここまで来たか…!」と驚きましたね。

 

カーラズ・フラワーズ(Kara's Flowers)

Kara's Flowers - Soap Disco

 

カーラズ・フラワーズは、今や世界的なアーティストとなった マルーン5 の前身バンド。

 

マルーン5 と言えば、ブラック・ミュージックの影響の強い音楽性なのでちょっと意外ですよね。

 

カーラズ・フラワーズ名義では唯一のアルバムとなる『フォース・ワールド』は、随所にビートルズのエッセンスを感じさせる良盤です!

 

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イナフ・ズナフ(Enuff Z'Nuff)

There Goes My Heart

 

オウズリー(Owsley)

Coming up Roses

 

オウズリーは、90年代に活躍したアメリカのシンガー・ソングライター。

 

ソロになる以前は、セマンティクスというバンドで活動していたのですが、そこでドラムスを担当していたのは、なんとリンゴ・スターの息子ザック・スターキー!

→ リンゴ・スターの息子ザックはどんな人? オアシスのドラマーだったって本当?

 

オウズリーの作品はどれも、ビートルズ・テイスト濃厚なメロディを、完成度のバツグンのアレンジで聴かせる名曲ばかり!

 

聴いて損をすることは絶対にない!と保証するので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

 

スローン(Sloan)

Sloan - Everything You've Done Wrong

 

スローンは、カナダ出身の4人組ロックバンド。

 

彼らは「全員が作曲し、ボーカルも取る」というのが特徴で、この点もビートルズと共通しています。

 

「あれ?リンゴ・スターも作曲・ボーカルやってたっけ…」と思われた方はこちらの記事をどうぞ!

→ リンゴ・スターが作曲したビートルズの曲って何?

 

スローンが90年代にリリースしたアルバムはどれも傑作ばかりなので、ぜひチェックしてみてください♪

 

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オリヴィア・トレマー・コントロール(Olivia Tremor Control)

A Sleepy Company

 

ビートルズのサイケデリック路線の作品がお好きな方は是非どうぞ♪

 

ザ・ナインズ(The Nines)

Insanity (The Sanest Thing You've Got)

 

マーク・バチーノ(Mark Bacino)

Kay

 

きらめくギターサウンドと、とろけるように甘いメロディー!

(そしてさらに甘いマークの歌声…!)

 

これ以上ないほど最高のパワーポップなのに、知名度が異常に低いマーク・バチーノをここで推薦させてください!

 

ちょっとビートルズ感は少ないかもしれませんが…、彼のアルバム『ポップ・ジョブ』は全てのポップス・ファンにおすすめしたい大傑作です!

 

ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア(Roger Joseph Manning Jr.)

Roger Joseph Manning Jr. - You Were Right

 

ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニアは、上で紹介したジェリーフィッシュの元メンバー。

 

彼のソロデビュー作は、アメリカ盤と日本盤で収録曲がいくつか異なる、という分かりづらい仕様になっているんです。

 

おまけにタイトルもジャケも違うんで、別のアルバムかと思ってしまいます!

 

どちらも買った私のオススメは断然、

  • イン・ザ・ネーム・オブ・ロマンス
  • プレイ・フォー・ザ・マネー

が含まれたアメリカ盤です!

Roger Joseph Manning Jr. - In The Name Of Romance

 

日本盤ではなぜ抜けてしまったのか? 謎です…。

 

ジェイソン・フォークナー(Jason Falkner)

Author Unknown

 

ジェイソン・フォークナーも、上で紹介したロジャーと同じく元ジェリーフィッシュのメンバー。

 

日本のロックバンド、くるりが開催したイベントにも参加したりと、日本でも人気の高いアーティストです。

 

ジョン・ブライオン(Jon Brion)

I Believe She's Lying

 

ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画『パンチドランク・ラブ』の音楽を手がけたことでも有名なジョン・ブライオン。

 

彼のソロアルバム『ミーニングレス』は、ビートルズ風のメロディとハイセンスなアレンジが融合した大名盤なんです!

 

70年代に活躍したハードロックバンド、チープトリックの名曲「ヴォイシズ」のカヴァーも収録されています。

 

ちなみに映画『パンチドランク・ラブ』も最高です!

 

ブレンダン・ベンソン(Brendan Benson)

Tea / Bird's Eye View / Sittin' Pretty - Brendan Benson

 

ビートルズ色の強いポップなメロディを、鮮烈なパッションと共に表現するシンガーソングライター、ブレンダン・ベンソン!

 

代表作『ワン・ミシシッピー』はよく売れたせいか、中古CD店でセールの箱によく入ってましたね。

 

ですが内容は今聴いてもバッチリ!最高の仕上がりです。

 

ちなみにブレンダンは、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトと共にラカンターズとしても活動していました。

 

ザ・グレイズ(The Grays)

The Grays - Very Best Years

 

上で紹介したジェイソン・フォークナーとジョン・ブライオンが組んでいたバンドがグレイズ。

 

この曲を聴いていると、ジェイソンは昔から音楽的志向が一貫しているんだな、と思いますね。

 

グレイズのアルバムは一時期、入手困難で手に入れるのが大変でした。

※今みたいにインターネットが発達していない & 地方在住なのでより大変…!

 

ディスクユニオンの店頭で、やっと見つけたときはうれしかったですね。

 

ユマジェッツ(Umajets)

Umajets - Half Man Half Wrecking Ball

 

ユマジェッツは、ジェリーフィッシュの元ベーシスト、ティム・スミスが結成したグループ。

 

たしかバンド名は女優のユマ・サーマンから拝借した、というのを読んだ気がしますがちょっとうろ覚えです。

 

音楽的にはジェリーフィッシュをかなりハードにした感じで、曲もなかなか粒揃い!

 

ジェリーフィッシュでは存在感の薄かったティムが、こんなにもジェリーフィッシュな曲を作るとは…!

 

流石にあのマジカルなサウンドは期待できませんが、ハードなロックサウンドが好きな方なら、きっと楽しめると思いますよ♪

 

コットンメイザー(Cotton Mather)

Homefront Cameo

 

あのオアシスも認めたビートルズそっくりバンド、コットン・メイザー!

 

本当に90年代の作品なの? と疑ってしまう仕上がりです。

 

あとがき ビートルズに強い影響を受けた洋楽アーティスト

今回はそれぞれのアーティストの代表曲のみ紹介しましたが、他にも良い曲がたくさんあるんですよ!

 

なので、もし気になったアーティストがいれば、どんどん他の曲も掘り進めて行ってくださいね♪

 

ちなみに私はザ・キーというグループを、けっこう最近まで知らなかったんですよね。

 

上で紹介した曲以外にも「パメラ」という作品があって、これがなかなか良いんですよ…!

Key "Pamela" (1978)

 

どこかで聴いたことのあるような(?)イントロからもビートルズ愛が伝わってきます。

 

ちなみにジョン・レノンの息子、ジュリアン・レノンも今回の並びに加えてもおかしくない作風!

Julian Lennon - Day After Day [Official Music Video]

 

上の動画「デイ・アフター・デイ」は、1998年リリースのアルバム『フォトグラフ・スマイル』に収録されています。

 

こちらの記事にジュリアン・レノンについて詳しく書いてますので、ご興味のある方はどうぞ♪

→ ジョン・レノンの息子はどんな人? 天才の子供ジュリアンとショーンの現在

 

あとは「スウェーデンのおすすめバンド」という記事で紹介しているメリーメーカーズもオススメですよ(後書きで触れています)

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